LINEインスタントウィンとは?キャンペーンのやり方や実施のポイントを解説

LINEインスタントウィンとは、LINE上で友だち登録などの条件を達成したユーザーに抽選を実施し、その場で当落がわかる抽選形式です。
インスタントウィン形式にすることで、後日まとめて抽選するよりも参加ハードルを下げられます。そのため、高い参加率が期待でき、効率的に友だちを増やしたり、アンケート回答数や来店数を向上させたりすることが可能です。
本記事では、LINEインスタントウィンキャンペーンの概要やポイント、実施手順について解説します。また、インスタントウィンに欠かせないツールの選び方も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
LINEインスタントウィンをより効果的なものにしたいとお考えのご担当者様へ
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もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひ「LINEキャンペーン設計ガイド」をお読みください。
・LINE公式アカウントの友だち数は増えたが、キャンペーン参加率が伸びない ・実施したキャンペーン後にブロック数が急増してしまった ・クーポン配布や抽選施策を行っているが、継続的なファン化につながっていない
本資料では、主要SNSとの比較表や、LINEならではの設計ポイント、注意すべき落とし穴など、成功に導くための知見をわかりやすく整理しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
そもそもインスタントウィンとは?
インスタントウィンとは「即時抽選」のことを指す言葉です。抽選形式をインスタントウィンにすることで、抽選結果がその場ですぐに分かります。
インスタントウィンは、参加者の手軽さと即時性を重視しており、認知向上や新規顧客の獲得、来店促進など、さまざまな目的を達成するためのキャンペーンを実施する際に役立ちます。
具体的には、以下のようなキャンペーンなどで活用が可能です。
公式LINEで新たに友だち登録した方が参加できる抽選
X(旧Twitter)キャンペーン
アンケート回答者が参加できる抽選
店舗やイベント来場者への抽選
一定額以上購入した方が参加できる抽選
その場で当落がわかるという手軽さにより、多くの方に参加してもらいやすく、短期間で効果測定が可能な点が大きなメリットです。
LINEにおけるインスタントウィンキャンペーンとは?
LINEにおけるインスタントウィンキャンペーンは、LINE公式アカウントへの友だち追加を目的としているケースがほとんどです。そのため、参加者がLINE公式アカウントを友だち追加することが応募条件になります。

また、友だち追加以外の手法として、
商品に記載されたシリアルナンバーをLINE上で入力して参加
購入した商品のレシート画像をLINEでアップロードして参加
といった、マストバイキャンペーンなどで活用されるケースもあります。
LINEでインスタントウィンキャンペーンを行うメリット
LINEでインスタントウィンキャンペーンを行うメリットとして、以下のことが挙げられます。
友だち追加してもらうことでユーザーと長期的な関係を築ける
SNSとしての利用率が非常に高い
LINE利用者の多くがキャンペーンに参加している
では、これらのメリットについて解説します。
友だち追加してもらうことでユーザーと長期的な関係を築ける
LINEでインスタントウィンキャンペーンを実施することで、参加するためにユーザーが「友だち追加」をしてくれるため、企業側はその後もLINEで直接メッセージを届けられるようになります。
たとえば、Xでも同様のキャンペーンはできますが、拡散力はあるものの、その後のユーザーとのやり取りは限定的になりがちです。対して、LINEはメッセージを1対1で届けられるなど、ユーザーとの継続的なコミュニケーションに強みがあり、エンゲージメントの向上などに効果的です。
SNSとしての利用率が非常に高い
LINEの強みの一つとして、利用率が高くリーチ力に優れていることです。
LINEヤフーによると、国内の月間利用者数は約9,700万人(2024年9月時点)。これは日本の人口の約70%にあたります。
さらに、NTTドコモの調査では、LINEの利用率は83.1%で、10代から60代の8〜9割が利用していることがわかっています。X(42.9%)やInstagram(41.3%)と比べても、LINEの利用率は圧倒的です。

※引用:モバイル社会白書|2024年版|NTTドコモ モバイル社会研究所
このように、他のSNSと比べてLINEは幅広い年代にリーチできるため、キャンペーン実施時にターゲットの年齢層に偏りが出にくく、柔軟な設計が可能です。
LINE利用者の多くがキャンペーンに参加している
LINEヤフーが2022年に実施した調査によると「企業や店舗のLINE公式アカウントと『友だち』になり、キャンペーンに応募した」人は55.6%に上ることがわかりました。これは、LINEが持つ圧倒的なユーザー数に加え、ユーザーとの接点を築く力=“ナーチャリング力”の高さを示すデータといえるでしょう。
特に、LINEは一度友だちになったユーザーと継続的にコミュニケーションをとれる点が、他のSNSにはない大きな強みです。そのため、LINEを効果的に活用するには、まずユーザーと「友だち」関係を築くことが不可欠です。
この“最初の接点”を作るきっかけ作りとして、インスタントウィンキャンペーンは非常に有効です。
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LINEインスタントウィンキャンペーンを実施する際の4つのポイント
LINEインスタントウィンキャンペーンを実施する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
当選者数を多くする
複数の手法で告知する
適切な方法で実施する
景品をデジタルギフトにする
1.当選者数を多くする
当選者数が多いことで、ユーザーの当選への期待感が高まり、キャンペーンへの参加意欲を高めることができます。
たとえば、高額な景品が数名にしか当たらないキャンぺーンでは「どうせ自分は当たらない」と感じてしまい、参加を見送られる可能性があります。しかし、少額でも当選人数が多いキャンペーンであれば「自分にもチャンスがありそう」という期待感が高まり、参加のハードルがぐっと下がります。
2.複数の手法で告知する
LINEで実施するインスタントキャンペーンは、他のSNSと違い「放っておいても自然に広がる」という性質がありません。そのため、ユーザーの目にしっかり届くよう、どのように告知するかが非常に重要です。
代表的な告知手法としては、以下のような方法があります。
WEB広告(SNS広告やディスプレイ広告など)
自社WEBサイトでのバナー・LP掲載
メルマガ配信で告知
公式LINEでの事前通知・リマインド
実店舗でのポスターやPOP掲示
このように、オンライン・オフライン問わず複数のチャネルを活用し、自社に合った方法を組み合わせて発信することで、より多くのユーザーにキャンペーンの存在を知ってもらうことができます。
3.適切な方法で実施する
LINEインスタントウィンキャンペーンを実施する方法として、以下の2パターンがあります。
LINE公式アカウントの「クーポン機能」を活用する
外部の抽選ツールを利用する
このうち、どちらが適しているかはキャンペーンによって異なりますので、違いを理解しておきましょう。
LINE公式アカウントの「クーポン機能」を活用する
LINE公式アカウントの「クーポン機能」は、企業や店舗がLINEを通じてデジタルクーポンを作成・配布できる機能です。このクーポン機能を活用することで、専用の抽選ツールを使わずにインスタントウィン形式のキャンペーンを簡単に実施できます。
クーポン機能の特徴は以下の通りです。
当選確率は1%から99%の間で自由に設定できる
当選者数の上限が調整できる
景品として「割引クーポン」「無料クーポン」「キャッシュバッククーポン」「プレゼントクーポン」などのクーポンを設定できる
ただし、景品が割引クーポンなどに限定されてしまい、電子マネーやポイントなどは設定できない点がデメリットです。
外部の抽選ツールを利用する
もし、クーポン以外を景品にしたい場合や、キャンペーン参加条件をもっと細かく設定したい場合は、外部の抽選ツールを活用しましょう。外部ツールを使うことで、景品の種類や参加条件を自由に設定できます。
たとえば、次のような条件を満たした人だけが抽選に参加できる、といった設定が可能です。
店舗来店者
イベント来場者
会員登録者
アンケート回答者
さらに、LINE IDと連携することで、既存の友だち登録者を性別や年代などの属性でセグメントできます。この機能を活用すれば、次回のキャンペーンでは特定の年齢層をターゲットにするなど、より効果的なマーケティング施策を行うことができます。
これにより、キャンペーンごとにPDCAサイクルを回すことができ、次回のキャンペーンをさらに改善することができます。
4.景品をデジタルギフトにする
インスタントウィンキャンペーンを実施する際、景品として現物のギフトではなくデジタルギフトを選ぶことで、運用の効率化が図れます。
インスタントウィンキャンペーンは、ツールで参加条件の判定から抽選、当選結果の発表、景品の配布までを自動化することができます。
条件判定
抽選
当選結果の発表
景品の配布
しかし、景品として配送が必要なモノのギフトを用意すると、景品の配布を人の手で行う必要が出てきます。そうなると、「景品の発送」という手間が増え、キャンペーンの効率性が低下する原因となります。
さらに、現物のギフトでは少額の景品を用意しにくいというデメリットもあります。ギフト1つ当たりの金額が下げられなければ、当選者数を多く設定することも難しくなるでしょう。対して、デジタルギフトなら、数十円程度からギフトを用意することができ、少額でも当選者数を多く設定できるため、参加者の期待感を高めつつ、運用負担を軽減することができます。
LINEインスタントウィンキャンペーン実施の5つのステップ

ここまで、LINEインスタントウィンキャンペーンのポイントについて解説しましたが、実施するにはどのように進めればよいか、手順についても見てみましょう。
企画内容を決める
実施方法を決める
ターゲットを見据えてコンテンツや賞品を考える
プロモーション・告知を行う
キャンペーンスタート
1.企画内容を決める
まずは、自社の課題やマーケティング目標に合わせてキャンペーンの目的を明確にしましょう。目的が明確であれば、その後の企画設計もスムーズに進みます。
目的の例
LINEの友だち数の増加
アンケートの収集
実店舗への来店促進
売上の向上
目的が決まったら、それを達成するために「どのようなキャンペーンにするか」を具体的に検討します。ここでは次のような項目を整理しておきましょう。
参加条件(友だち追加、アンケート回答など)
キャンペーン期間(短期集中型 or 長期展開)
参加回数(1人1回限り/毎日参加可能など)
また、キャンペーンのターゲット層も明確にしておきましょう。詳しくは後述しますが、ターゲットによって、適した景品の種類や表現方法が変わってくるため、成果を最大化するためにも重要なポイントです。
2.実施方法を決める
前述したように、LINEのインスタントウィンキャンペーンの実施方法は、公式のクーポン機能を活用するか、外部のツールを用いるかのどちらかです。どちらを選ぶかは、景品の内容やキャンペーンの複雑さによって判断しましょう。
クーポン機能を使うべきケース | ・景品が「割引」「無料」「プレゼント」などLINE上で配布可能なクーポンの場合 ・シンプルな設定で、手軽に始めたい場合 |
---|---|
外部ツールを使うべきケース | ・景品が電子マネーやポイント、実物の商品などクーポン以外の場合 ・キャンペーン参加条件を細かく設定したい場合(例:来店者限定、アンケート回答者のみなど) |
目的に応じて、最適な実施方法を選ぶことが、キャンペーン成功のカギとなります。
3.ターゲットを見据えてコンテンツや景品を考える
LINEのインスタントウィンキャンペーンでは、電子マネーやポイント、家電製品、日用品、旅行券など、景品の選択肢が非常に豊富です。「どのように景品を選ぶべきかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
適切な景品を選ぶためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
ターゲットのニーズを見極める
もっとも重要なのが「ターゲットのニーズに合う景品かどうか」です。欲しいと思ってもらえなければ参加してもらえないため、ニーズに合致するものを選定する必要があります。
たとえば、旅行に関連する企業であれば、旅行券や体験ギフトなどが喜ばれる可能性が高いでしょう。また、自社に関連するギフトを用意することで、よりターゲットに近いユーザーが友だち登録してくれる可能性が高まります。
ターゲットのニーズに合った景品かどうかは、キャンペーンの参加率に大きく影響します。そのため「ターゲットが喜ぶ景品はなにか」を十分に検討しましょう。
当選者が実際にプレゼントを使えるか
実店舗に来店する必要がある景品(商品引換券など)は、地域によっては店がなく、利用できない場合があります。
特に、全国のユーザーを対象にキャンペーンを実施する場合は、受け取った方が使えるかについても注意しなければいけません。
電子マネーやポイントを景品にすると、場所が限定されにくいため、利便性が高くおすすめです。
4.プロモーション・告知を行う
前述したように、LINEでインスタントウィンキャンペーンを実施するなら、キャンペーンに関するプロモーションや告知をしっかりと行いましょう。どんなに魅力的な景品や仕組みを用意しても、ユーザーに届かなければ意味がありません。以下のポイントを意識して、告知戦略を立てましょう。
通知手段の活用
まずは、告知に使う「通知手段」を考える必要があります。どの方法を選ぶかによって、告知の効果が大きく変わるので、特徴をしっかり押さえておきましょう。
たとえば、LINEメッセージなら高い開封率でダイレクトにアクションを促せますが、SNSや店舗内での告知も有効です。それぞれの特徴を活かして、どんな手段で告知するかを考えてみてください。
通知手段 | 特徴 | 活用方法 |
---|---|---|
LINEメッセージ配信 | 開封率が高く、ダイレクトにアクションを促せる | クーポン付きメッセージや友だち登録の案内を送信 |
LINEリッチメニュー/リッチメッセージ | ビジュアルで目を引き、キャンペーン導線を強化 | 目立つ場所にキャンペーンのボタンを配置し、タップで参加 |
自社WEBサイトやECサイト | 訪問者に告知でき、新規友だち登録を促進する | バナーやポップアップで参加を促す |
SNS(Instagram, X等) | 新規ユーザーの認知拡大に効果的 | キャンペーン専用の投稿やストーリーズで告知 |
店舗内告知(POPやチラシ) | オフラインユーザーにも告知可能 | 店頭でLINE登録を促し、参加を呼びかける |
告知タイミング
告知をするタイミングも非常に大切です。タイミングを誤ると、キャンペーンの効果が薄くなってしまうので、しっかり戦略的に告知しましょう。
タイミング | 目的 | アクション例 |
---|---|---|
開始直前/当日 | キャンペーン開始を強調、注目を集める | スタート告知メッセージやSNS投稿で「今すぐ参加!」を呼びかける |
期間中 | 参加を促すと共に、キャンペーンを意識させ続ける | 定期的なリマインダー配信、残り期間の告知 |
終了直前 | 最後の参加を促す | 「ラストチャンス!」やカウントダウンなどで駆け込み参加を狙う |
5.キャンペーンスタート
準備が整ったら、実際にキャンペーンを開始します。
キャンペーンに関する問い合わせがあれば対応し、応募数や参加率を確認しながら、必要に応じて告知内容を見直すなどしましょう。
キャンペーンが終了したら、結果を分析して改善点を洗い出し、次回のキャンペーンに活かしてください。
LINEキャンペーンのデジタルギフトは導入実績NO.1のgiftee for Businessで
giftee for Businessは、導入実績50,000件を超えるデジタルギフトサービスです。幅広い価格帯のギフトを取り扱い、SNSキャンペーンや来店促進の景品、福利厚生など、さまざまなシーンで利用可能です。もしも現在、
・LINEの抽選キャンペーンを実施したいが、ギフト手配や抽選業務など運用負荷が高い ・応募数の予測が難しく、ギフトの在庫管理や余剰在庫の処理に手間がかかっている ・参加したくなるインセンティブやギフトの選び方がわからない
などのお困りごとがありましたら、ぜひgiftee for Businessの検討をしてみませんか。170以上のブランド・約1,000種類のデジタルギフトを取りそろえ、抽選〜ギフト配布までをワンストップで支援できる各種ツールも提供しています。
キャンペーンツール選びのポイント
LINEインスタントウィンキャンペーンで、クーポン以外の景品を用意する場合、外部のツールが必要だと解説しました。そこで、ツールの選び方についても確認していきましょう。ツールは、以下の基準で選んでください。
自社のキャンペーンに必要な機能が搭載されているか
月額制か都度契約か
必要な支援が受けられるか
自社のキャンペーンに必要な機能が搭載されているか
LINEでインスタントウィンを行えるツールは複数ありますが、それぞれ以下のような機能が異なります。
設定可能な参加条件の内容(アンケート回答や来店、購入証明など)
ほかのSNSへの対応の有無
データ収集や分析機能
設定できる参加条件の内容はツールごとに大きく異なるため、自社ではどのような条件でキャンペーンを実施するのかに合わせて選びましょう。また、XやInstagramなどの他のSNSでキャンペーンを告知する場合、それらと組み合わせて使えるツールを選ぶことが重要です。
また、データ収集が行われるか、分析機能はあるかもツールによって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
月額制か都度契約か
インスタントウィンツールには、月額制のものと都度契約のものがあります。どちらを選ぶかによって、ツールの利用にかかるコストが変動するため、注意しましょう。
たとえば、頻繁にキャンペーンを実施するのであれば、ひと月に定額で何度も利用できる月額制のツールが適している可能性が高くなりますが、実施頻度が高くない場合などは都度契約の方がコストを抑えられる可能性があります。
キャンペーンの実施頻度なども考慮し、契約形態を選ぶことも大切です。
必要な支援が受けられるか
キャンペーンの実施は、企画やクリエイティブ作成、景品選びなどさまざまな準備が必要です。また、現物のギフトを用いる場合は、在庫管理や発送業務なども発生します。そのため、業務負担が大きくなりやすいのです。
自社だけで企画・準備・運用が厳しい場合は、キャンペーンの支援サービスの活用を検討しましょう。以下のような作業を任せられ、業務負担を軽減できます。
キャンペーン全体の企画
バナーやチラシの制作
景品ブランドへの許可申請
このようなサービスを上手に活用し、効率的にキャンペーンを実施しましょう。
LINEインスタントウィンキャンペーンを実施した企業の事例
キャンペーン企画をする際の参考例として、弊社ギフティのギフトやツールをご活用いただき、LINEでインスタントウィンキャンペーンを実施した企業の事例をご紹介します。
友だち登録数が1.6倍に増加した事例
目的 | ・LINE公式アカウントの友だち登録者数の拡大 ・イベントの来場促進 |
---|---|
課題 | ・店舗に来店できない顧客との関係が築けていなかった ・デジタルからリアルへの送客を目的としたSNS施策が十分にできていなかった |
成果 | ・イベント開催中に友だち登録者数が約700件増加 |
東京ガス横浜中央エネルギー株式会社様は「ヨコエネのエネルギーガス展2023」の開催に際し、イベントPRとLINE公式アカウントの友だち登録者数拡大を目的として「LINE友だち限定抽選会」を実施されました。
イベント終了後に公式アカウントから抽選ページを送付し、当選者にはその場でギフトを付与。250名の当選者に、Amazonギフトカード500円分がプレゼントされました。
キャンペーンを告知するために、イベント案内チラシにお知らせを掲載し、イベント会場でも声掛けを実施。また、キャンペーンの実施には、弊社の「LINEインスタントウィン」をご利用いただきました。
その結果、イベント開催中の友だち登録数は約700件を達成し、キャンペーン以前と比較して1.6倍に増加。また、シニア層にも広く浸透しているLINEのキャンペーンであるため、当日は大きなトラブルもなく、スムーズにキャンペーンへ参加してもらえたとのことです。
▼この事例の詳細はこちら
東京ガス横浜中央エネルギー株式会社様 - イベントPR・来場促進の導入事例
LINEの友だち登録とホームページのID連携促進の事例
目的 | ・LINE公式アカウントの利用者数の拡大 |
---|---|
課題 | ・ユーザーの多様な好みに対応できるサービスが少なかった ・抽選結果の通知に時間がかかっていた ・運用業務の効率化や、サービス提供にかかるコストの最適化に改善余地があった |
成果 | ・キャンペーン実施後にアンケートを通じて多くの方から好評な反応を貰えた |
一般財団法人大阪府教職員互助組合様では、LINE公式アカウントを開設し、ユーザー数は順調に推移していたものの、時間の経過とともに伸び率が低下しているという課題がありました。
そこで、より多くのユーザーにLINE公式アカウントを認知・活用してもらうことを目的として、友だち登録の上ホームページのID連携を完了した方を対象に抽選で「giftee Box(※)」300円分をその場で付与するキャンペーンを実施しました。
※giftee Box:1,000種類以上のラインナップからユーザーが自由に選べるギフト
キャンペーンの実施には、弊社の「LINEインスタントウィン」をご利用いただきました。
その結果、キャンペーン実施後のアンケートでは、参加者の約9割が「継続的に実施してほしい」と回答。さらに、約8割が「手軽で使いやすいギフトをもらえて良かった」と回答し、満足度の高いキャンペーンになったとのことです。また、キャンペーン告知から終了まで1件も使い方に関しての問い合わせなく、スムーズにキャンペーンを運用できたそうです。
▼この事例の詳細はこちら
一般財団法人大阪府教職員互助組合 - 公式LINEアカウント利用者数の拡大 の導入事例
低単価でのLINE友だち獲得を実現した事例
目的 | ・自社サービスと関係性が強い層のLINE友だち獲得 ・友だち獲得コストの効率化 |
---|---|
課題 | ・友だち獲得コストが想定よりも高い状態が続いていたので、コストを下げる方法を検討していた |
成果 | ・従来のLINE内で展開される広告よりも低単価でブロック率を上げることなく、友だちを獲得できた |
バリュエンスジャパン株式会社様が運営する、ブランド品の買取専門店「なんぼや」では、LINEを通じたオンライン査定サービスを展開しています。そのため、LINE査定での買取件数増加のきっかけ作りとして、LINE公式アカウントの友だち獲得キャンペーンを実施されました。
友だち獲得キャンペーンの宣伝には、従来LINE内の友だち獲得広告しかなく、施策を重ねると獲得効率が落ちる傾向にありました。しかし、同キャンペーンでは「gift wallet(※)」上の広告枠に掲載することで、LINE外の媒体からも新規の友だちを獲得できるように設計されました。
※キャンペーンで受け取ったギフトをLINEアカウント上で簡単に保存できる弊社サービス
具体的には「gift wallet」の保存画面に表示されたキャンペーンバナーをクリックしてキャンペーンページに遷移。なんぼやLINE公式アカウントを友だち追加することで、抽選に参加できるという仕組みです。当選者にはAmazonギフト券などがプレゼントされました。
その結果、従来取り組んでいたLINE内の広告よりも、低単価かつブロック率を上げることなく友だちを獲得できたとのことです。
▼この事例の詳細はこちら
バリュエンスジャパン株式会社様 - なんぼや LINE友だち登録キャンペーンの事例
LINEインスタントウィンキャンペーンを実施するなら押さえておくべき景表法
景表法とは、正式名称を景品表示法と言い、消費者が商品やサービスを選ぶ際に、誤解を招くような広告表示や過大な景品提供を規制する法律です。LINEインスタントウィンキャンペーンの参加条件によっては、景表法の規制対象となるため、注意が必要です。
規制対象となるかどうかは、主にどちらの懸賞に当てはまるかによって決まります。
特徴 | 条件例 | |
---|---|---|
オープン懸賞 | ・商品購入やサービス利用を条件とせず、誰でも参加可能な懸賞 ・景表法の規制対象外 | ・公式LINEの友だち登録 ・LINE上やWEBサイトで行われるアンケートの回答 |
クローズド懸賞 | ・参加条件に商品購入やサービス利用が含まれる懸賞 ・景表法の規制対象 | ・商品購入後のアンケート回答 ・来店や来場 ・商品の購入 ・サービスの利用 |
つまり、公式LINEの友だち登録や、LINE上でのアンケート実施のみが参加条件であれば、オープン懸賞に該当するため、景表法の規制の対象外になります。しかし、来店・来場キャンペーンやマストバイキャンペーンを実施する際に、LINEでインスタントウィンを行う場合は、規制対象となるため、以下のことを守らなくてはいけません。
▼クローズド懸賞の規制内容
取引額が100円未満の場合:景品額は最大2,000円
取引額が100円以上の場合:景品額は取引額の20倍まで(上限10万円)
総額規制:キャンペーン期間中の売上総額の2%以内
景表法については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
プレゼントキャンペーン担当者が知っておきたい「景品表示法(景表法)」をわかりやすく解説
LINEインスタントウィンキャンペーン成功の鍵
LINEインスタントウィンキャンペーンを成功させる鍵となるのが「魅力的な景品選び」です。ユーザーが本当に欲しいと感じる景品を提供できれば、ブロック率を抑えるだけでなく、集客にもつながります。
ただし、ユーザーの好みはさまざまで、コーヒーを好む人もいれば、コンビニスナックを好む人もいます。そのため、すべてのユーザーが満足する景品を選ぶのは簡単ではありません。
ギフティでは共通URLを利用して簡単にキャンペーンができ、かつリアルタイムでのデジタルギフト付与も可能なインスタントウィンツールを提供可能です。また、コンビニやカフェ、ファッションなど幅広いジャンルに対応。簡単に商品を交換できるため、迅速にキャンペーンを実施できます。
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・キャンペーンの設計やKPIの立て方が分からず、行き当たりばったりの企画になりがち ・参加したくなるインセンティブやギフトの選び方がわからない
本資料では、各工程で必要な作業をリスト化し、実施にあたってのポイントを整理しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
まとめ
本記事では、LINEインスタントウィンキャンペーンについて解説しました。
LINEのインスタントウィンキャンペーンは、公式のクーポン機能でも実施できますが、機能が限られるうえに景品はクーポン以外選べません。そのため、便利な機能が必要な場合や、クーポン以外を景品にする場合は、外部のツールを活用しましょう。
キャンペーンを成功させるためには、ターゲットに合った魅力的な景品選びが欠かせません。景品がユーザーのニーズに合致していれば、キャンペーンへの参加意欲が高まり、ブロック率も低く抑えられます。
ただし、ユーザーの好みやニーズは多岐にわたるため、すべてのユーザーに満足してもらえる景品選びは簡単ではありません。そのため、柔軟で多様な選択肢を提供できるツールの活用も検討してみてください。
<参考文献>
LINEヤフー for Business https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/20240607/#jump01
モバイル社会研究所 https://www.moba-ken.jp/project/service/20230417.html