giftee for Business
オンライン相談
2025/03/27

キャンペーン企画の進め方を7STEPで解説!景品の種類や成功事例も紹介

2503 キャンペーン企画

マーケティング担当者となり、初めてキャンペーンを実施される場合、「そもそもキャンペーンをどのように企画すればいいのだろう」と不安に思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

キャンペーンを企画する場合、手順を把握して段階的に進めていくことが重要です。

本記事では、キャンペーン企画手順に沿って、考え方の「基本のき」から解説します。実際に企業が行ったキャンペーンの事例も紹介していますので、ぜひ最後までお読み下さい。

キャンペーンの企画・設計をこれから始めたいご担当者様へ

導入実績50,000件を超えるデジタルギフトサービスgiftee for Businessが、豊富な経験をもとに、キャンペーン設計から運用、効果測定までのフレームワークをまとめた「キャンペーンの教科書」をご用意しました。

もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひ「キャンペーンの教科書」をお読みください。

・キャンペーンの設計やKPIの立て方が分からず、行き当たりばったりの企画になりがち ・参加したくなるインセンティブやギフトの選び方がわからない

本資料では、各工程で必要な作業をリスト化し、実施にあたってのポイントを整理しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

適切にキャンペーン企画を行うための7STEP

キャンペーン企画を行う上では、過不足なく進めていくことが重要です。

過不足なく進めるには、以下のようなステップを踏んでいきます。

  1. 自社の目標や課題を明確にする

  2. キャンペーンの目的やターゲットを設定する

  3. 目的を達成できるキャンペーンを選定する

  4. キャンペーンを実施する理由付けを行う

  5. キャンペーンの景品やインセンティブを決める

  6. キャンペーン応募の条件と方法を設定する

  7. キャンペーンの実施期間を決定する

まずは、これらの欠かせないステップとそれぞれのポイントについて解説します。

STEP1.自社の目標や課題を明確にする

キャンペーン企画をはじめる前に、自社の達成すべき目標や、解決すべき課題を明確にしましょう。

たとえば、

  • 新製品を発売する:認知向上

  • 売上が伸び悩んでいる:売上向上

  • リピートが少ない:リピーター創出

  • LINEの公式アカウントを開設したばかりor友だちが増えない場合:友だち登録数の増加

などです。

このように、目標や課題を明確にすることで、どのようなキャンペーンを実施すべきかもおのずと分かります。

STEP2.キャンペーンの目的やターゲットを設定する

目標や課題に合わせて、キャンペーンの目的を設定します。たとえば、Xの公式アカウントのフォロワーが少ないのであれば、キャンペーンを実施しフォロワーを増やすことが目的になります。「フォロワー5千人獲得」といったように、目標となる具体的な数字も設定しましょう。

また、キャンペーンに参加してほしいターゲットも明確に設定します。それにより、適切なキャンペーン内容や景品・インセンティブなどが変わるからです。どのような人物に対して、自社の商品やサービスをアピールしたいのかをはっきりとさせておきましょう。

STEP3.目的を達成できるキャンペーンを選定する

ここまでの設定が完了したら、設定した目的を達成できるキャンペーンを選びます。どのようなキャンペーンがあるかについては、後述の「主なキャンペーンの種類」で詳しく解説していますので、参考にしてください。

競合他社が実施しているキャンペーンを参考にしつつ、自社のオリジナリティを取り入れるとなおよいでしょう。

STEP4.キャンペーンを実施する理由付けを行う

なぜキャンペーンを実施するのか、顧客や見込み客に周知する際の理由も考えましょう。そうすることで、限定感が感じられて関心も惹きつけやすくなります。また、キャンペーンのプロモーションもしやすくなるでしょう。

キャンペーンを実施する理由の例を挙げると、

  • 新製品販売

  • 公式アカウント開設記念

  • 季節の祝い事(正月・夏休み・冬休み・ゴールデンウイーク・ハロウィン・クリスマスなど)

  • ブランド生誕〇周年、開店〇周年

  • 3月9日(サンキューの日)の前後に日頃の感謝を込めたキャンペーンの実施、11月22日(いい夫婦の日)に夫婦に関連するキャンペーン(ペア旅行が当たるなど)の実施といったような「○○の日」や、日付の語呂合わせ

このような理由付けができます。

キャンペーンの目的や季節などに合わせて、適切な理由付けを行いましょう。

STEP5.キャンペーンの景品やインセンティブを決める

キャンペーンを実施する際に欠かせないのが、景品やインセンティブです。キャンペーンのターゲットのニーズに適した景品やインセンティブを決めましょう。

キャンペーンに参加してもらうには景品やインセンティブを「欲しい」と思ってもらう必要があるため、何を選ぶかによってキャンペーン目標が達成できるかどうかに直結するといっても過言ではありません。

景品やインセンティブの種類は、後述の「キャンペーンによく用いられる景品やインセンティブ」で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。

STEP6.キャンペーン応募の条件と方法を設定する

キャンペーンの種類や景品・インセンティブを決めたら、応募条件や方法も決めましょう。応募条件や方法は、手間がかからないほど参加してもらいやすくなります。

応募条件とは、主に以下のような条件です。

  • SNSキャンペーン:フォロー&リポスト、ハッシュタグ付きの投稿、条件に合う写真や動画の投稿

  • LINEキャンペーン:LINEの友だち登録(アンケート回答を条件に含める場合もある)

  • マストバイキャンペーン:一定金額以上の購入、指定商品の購入

  • アンケートキャンペーン:アンケートの回答

  • 来店・来場キャンペーン:実店舗への来店、イベントの自社ブースへの来場(アンケート回答を条件に含める場合もある)

抽選にする場合は、インスタントウィン(即時抽選)にするのか、キャンペーン期間終了後に抽選を行うのかも決めておきましょう。

なお、インスタントウィンを実施する場合は、専用のシステムやツールが必要になります。しかし、条件を満たせばすぐに抽選に参加でき、その場で結果が分かるインスタントウィンは、参加ハードルを下げる効果があり、より多くの方に参加してもらえる可能性があります。

ツールやシステムは自社開発する方法以外に、デジタルギフトサービスが提供しているものを活用することも可能です。ただし、ツールやシステムを提供しているデジタルギフトサービスは限られますので、事前に確認しておきましょう。

STEP7.キャンペーンの実施期間を決定する

最後に、キャンペーンの実施期間を決定しましょう。期間は、長すぎても短すぎても成果が出ない原因になります。長すぎれば限定感が薄れてしまい、短すぎればターゲットにまんべんなくキャンペーンの「存在を周知しきれない可能性があるからです。

Xでフォロー&リポストキャンペーンを実施するなら2週間、LINEで友だち追加キャンペーンを実施するなら2か月といったように、キャンペーン内容によって実施期間を調整しましょう。

ここまでのステップで、キャンペーンの企画において決めるべきことがすべて明確になります。この手順通りに進めていき、キャンペーンの企画を行いましょう。

主なキャンペーンの種類

キャンペーンの企画がはじめての方の中には、「キャンペーンといっても、どのような種類があるのか分からない……」という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、よく実施されている主なキャンペーンの種類と、それぞれの目的について解説します。

  • SNSキャンペーン

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • マストバイキャンペーン

  • 友だち紹介キャンペーン

  • アンケート回答・見積もり依頼キャンペーン

では、詳しく見ていきましょう。

SNSキャンペーン

▼SNSキャンペーン実施の目的

  • 自社ブランドや商品、サービスの認知拡大

  • フォロワー(友だち)の獲得

  • UGCの生成促進

▼SNSキャンペーンの概要

SNSキャンペーンとは、X・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSプラットフォーム上で行うキャンペーンです。主に、自社ブランドや、商品・サービスの認知拡大を目的として行われます。

もっとも実施されているSNSキャンペーンとして、「フォロー&リポスト(いいね)」キャンペーンがあります。フォロー・リポスト・いいね・コメントなどの条件を達成すれば参加できるため、多くのユーザーに参加してもらいやすいキャンペーンです。

ほかにも、ハッシュタグ付きでお題となる写真や動画を投稿したり、TikTokでは指定のエフェクトや楽曲を使用した動画を投稿したりするなどの条件もあります。

LINEキャンペーンのみ、ほかのSNSと毛色が異なります。「公式アカウントの友だちを増やす」ことが主な目的となるため、基本的に「友だち追加」が応募条件になります。ほかのSNSや自社サイト、店頭ポップ・ポスターなどでLINEキャンペーンのプロモーションを行いましょう。

SNSキャンペーンについては、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:SNSキャンペーンの成功事例6選|ポイントや景表法の注意点を解説

関連記事:X(旧Twitter)キャンペーン12の成功事例を紹介!仕組みや運用のコツ

来店・来場促進キャンペーン

▼来店・来場促進キャンペーン実施の目的

  • 実店舗への来店促進

  • 実店舗の売上向上

  • イベントや展示会への来場促進

▼来店・来場促進キャンペーンの概要

来店・来場キャンペーンとは、実店舗への来店を促したり、イベントへの参加や自社ブースへの誘導をしたりするために実施するキャンペーンです。来店・来場すれば誰でも抽選に参加できるケースもあれば、買い物をすることを条件にしたり、アンケートに回答することを条件にしたりするケースもあります。

実施の際には、あらかじめSNS・自社サイト・店頭ポスターなどさまざまな方法でプロモーションを行いましょう。展示会などのイベントで自社ブースに訪れて欲しい場合は、会場でチラシを配布する方法もあります。

多くの方に参加してもらうには、どのように周知するかが重要です。

来店促進キャンペーンについては、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:【事例あり】来店促進のアイデア8選!施策のメリットやポイントも解説

マストバイキャンペーン

▼マストバイキャンペーン実施の目的

  • 売上の向上

  • 在庫処分

▼マストバイキャンペーンの概要

マストバイキャンペーンとは、商品写真やレシートなどの購入証明を提示することで、参加できるキャンペーンです。指定の商品の購入、または一定額以上の購入が参加条件となります。

マストバイキャンペーンは短期的な売上向上が期待できるほか、在庫処分を行いたい場合にも効果的です。また、キャンペーンの設計によっては、キャンペーンをきっかけに商品を購入してもらい、その良さを知ってもらうことでリピートにつなげることも可能です。

「キャッシュバックキャンペーン」と銘打って、商品購入に対してポイントなどで還元することで、お得さを演出する方法もあります。

マストバイキャンペーンについては、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:【事例あり】マストバイキャンペーンとは?実施方法や景表法の注意点を解説

友だち紹介キャンペーン

▼友だち紹介キャンペーン実施の目的

  • 新規顧客の獲得

▼友だち紹介キャンペーンの概要

友達紹介キャンペーンとは、既存顧客が自社サービスを友人・知人紹介し、被紹介者がサービスを利用することで、紹介者と被紹介者の双方にインセンティブを付与するキャンペーンです。そうすることで、新規顧客を低単価で獲得しやすいというメリットがあります。

友達紹介キャンペーンを実施する場合、まず紹介者に「紹介すると自分に得がある」というメリット感を強く抱いてもらうことが重要です。また、被紹介者にも、「サービスを利用すると自分に得がある」と感じてもらわなければなりません。

そのため、「紹介」という手間をかけてでも紹介したくなる、紹介されたサービスを利用してみたくなるようなインセンティブは何かを十分に検討しましょう。

なお、既存顧客に多くの人を紹介してもらうには、紹介人数によってインセンティブを増やすという方法もあります。

アンケート回答・見積もり依頼キャンペーン

▼アンケート回答・見積もり依頼キャンペーン実施の目的

  • アンケートの十分なサンプル数の確保

  • 見積もり依頼の促進

▼アンケート回答・見積もり依頼キャンペーンの概要

アンケート回答・見積もり依頼キャンペーンとは、アンケート回答や見積もり依頼をした方が参加できるキャンペーンです。全員にインセンティブを付与するほか、抽選形式にすることもできます。

アンケート回答は、その企業やブランドが好きであったり、自分の意見を取り入れて欲しいと思っていたりしなければ、なかなか回答してもらうことができません。また見積もりも必要がない場合以外には依頼しないでしょう。

キャンペーンとしてインセンティブや景品を用意することで、アンケート回答や見積もり依頼を行う理由付けとなるため、多くの方に参加してもらえるようになります。

アンケートであれば、十分な数のサンプルを収集することができ、見積もり依頼であれば見積もり結果から「この金額なら注文してもいいかもしれない」と思ってもらえる可能性があるでしょう。

アンケート謝礼に関しては、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:アンケート謝礼の種類や相場を徹底解説 選ぶポイントや注意点も紹介

キャンペーンの企画・設計をこれから始めたいご担当者様へ

導入実績50,000件を超えるデジタルギフトサービスgiftee for Businessが、豊富な経験をもとに、キャンペーン設計から運用、効果測定までのフレームワークをまとめた「キャンペーンの教科書」をご用意しました。

もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひ「キャンペーンの教科書」をお読みください。

・キャンペーンの設計やKPIの立て方が分からず、行き当たりばったりの企画になりがち ・参加したくなるインセンティブやギフトの選び方がわからない

本資料では、各工程で必要な作業をリスト化し、実施にあたってのポイントを整理しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

キャンペーンによく用いられる景品やインセンティブ

キャンペーンの設計は完了したものの、景品やインセンティブがなかなか決まらない、というケースは良くあります。インセンティブが魅力的でないか否かで、集客効果は断然異なりますし、もし難しい参加条件(たとえば、フォロー&リポスト&アンケート回答、など条件が複数ある場合など)に設定する場合、なおのことインセンティブの魅力度合が重要になります。

そこで、ここからはどのようなインセンティブの選択肢があり、どのような場合に適当かを解説します。

ギフトカードや商品券

ギフトカードや商品券は、従来から活用されてきた、景品やインセンティブの代表とも言えるでしょう。

多くの店舗で使用でき、受け取り手が好きなものを購入できるギフトカードや商品券以外にも、以下のような使い道が限定されたものもあります。

  • 書籍の購入に利用できる(図書カードNEXT)

  • 旅行関連の支払いに利用できる(例:JTB旅行券)

  • ブランドが独自に発行している(例:ミスタードーナツカード)

ギフトカードや商品券を選ぶ場合、本に関するキャンペーンなら図書カードNEXTを選ぶなど、キャンペーンと親和性の高いものを選ぶか、そうでない場合は受け取り手が使いやすいように利便性の高いものを選びましょう。

【ギフトカードのおすすめの活用シーン】

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • マストバイキャンペーン

  • アンケート・見積もり謝礼

人気が高く喜ばれやすいギフトカードや商品券については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:【一覧表】もらって嬉しいおすすめギフトカード35選|価格や使い方を徹底比較

商品引換券

商品引換券とは、指定のお店の商品と交換できる引換券のことです。有名な商品引換券として、ハーゲンダッツギフト券が挙げられます。

キャンペーンと親和性の高い、もしくは気持ちを伝えられる商品と引き換えられる商品引換券を選ぶことで、「欲しい」と思ってもらいやすくなります。たとえば、イベントに来場した方に「足を運んでいただきありがとうございます。一息付くのに利用してください。」という気持ちを込めて、コンビニのコーヒー引換券をプレゼントするなどです。

なお最近では、デジタルギフトの商品引換券が増えており、さまざまな種類が選べるようになりました。

【商品引換券のおすすめの活用シーン】

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • アンケート・見積もり謝礼

自社製品やノベルティ

自社製品やノベルティなどを景品やインセンティブにするケースもあります。この場合、景品やインセンティブを外部から調達する必要がなくなるため、コストを抑えやすいというメリットがあります。

ただし、自社製品やノベルティを景品やインセンティブにする場合、見込み客には魅力的に映らない可能性があります。たとえば、そのブランドのファンではない人からすると、ロゴ入りのノベルティなどはあまり「欲しい」と感じないからです。

そのため、既存顧客以外には効果的ではないケースもあるので、自社製品やノベルティを選ぶべきかについては十分に検討しましょう。

【自社製品やノベルティのおすすめの活用シーン】

  • SNSキャンペーン

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • マストバイキャンペーン

上記以外の現物のギフト

人気のゲーム機や家電製品、カタログギフトなど、自社製品ではない現物のギフトを景品にするケースもあります。たとえば、料理に関するキャンペーンで、話題の調理機器を景品にするなどです。

景品一つあたりのコストは抑えにくいものの、人気商品を景品にすることで、当選数を少なく設定しても多くの人の関心を集めやすくなります。

【現物のギフトのおすすめの活用シーン】

  • SNSキャンペーン

  • マストバイキャンペーン

デジタルギフト

最近では、景品やインセンティブとしてデジタルギフトを活用する企業が増えています。デジタルギフトであれば、以下のようなメリットがあるからです。

  • メールやSNSのDMなどで贈れて発送や在庫管理の手間がない

  • 抽選から当選者へのギフトの付与まで自動化できる

  • さまざまな種類があり価格帯も広いため、どのようなキャンペーンにも使いやすい

そのため、デジタルギフトはキャンペーンを効率化しつつ、予算やターゲットに合わせたギフトを選びやすいのです。

デジタルギフトの主な種類として、以下のようなものがあります。

  • 電子マネー

  • ポイント

  • 商品引換券(コーヒーチケットなど)

  • ギフトカード(図書カードなど)

  • 体験型ギフト(レジャーチケットなど)

  • 配送ギフト(受け取り手が住所を指定して商品を受け取る形式)

  • カスタマイズ型ギフト

このように、現物のギフト以上に選べるギフトの種類が多いのも特徴です。

【デジタルギフトのおすすめの活用シーン】

  • SNSキャンペーン

  • マストバイキャンペーン

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • アンケート・見積もり謝礼

デジタルギフトの種類や活用例については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:【法人事例あり】デジタルギフトとは|使い方や種類について解説!

キャンペーンのために景品やインセンティブを用意する際は「景品表示法」に注意

キャンペーンに景品やインセンティブを用いる場合、景品表示法(景表法)に注意する必要があります。

景表法とは、一般消費者の利益の保護を目的とする法律です。消費者が以下のような事態に陥らないよう制定されました。

  • 不当表示の禁止:虚偽の表記に騙されて商品を購入してしまうことを防止

  • 過大な景品類の規制:豪華すぎる景品に釣られて、質の悪い商品を購入してしまうことを防止

万が一、景表法に違反してしまうと、以下のようなリスクあります。

  • 社会的な信用が失われる

  • 課徴金制度(違反行為の抑止と法規制の実効性確保を目的とした行政上の措置)が適用される

そのため、キャンペーンに景品やインセンティブを用いる場合は、必ず景表法について理解しておきましょう。

景表法については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:プレゼントキャンペーン担当者が知っておきたい「景品表示法(景表法)」をわかりやすく解説

キャンペーンの運用を効率化するならデジタルギフトがおすすめ

前述したように、デジタルギフトはどのようなキャンペーンでも活用しやすいギフトです。

また、デジタルギフトサービスの中には、インスタントウィンやSNSキャンペーンなどを自動化・効率化できるツールを提供しているところもあります。そのようなサービスを選ぶことで、より効率的にキャンペーンを運用できます。

そうすることで、人件費などのコスト削減や、業務効率化につなげられます。そのため、デジタルギフトを選ぶと同時に、キャンペーンツールが提供されているかも併せて確認しましょう。

デジタルギフトは導入実績NO.1の「giftee for Business」で

giftee for Businessは、導入実績50,000件を超えるデジタルギフトサービスです。幅広い価格帯のギフトを取り扱い、SNSキャンペーンや来店促進の景品、福利厚生など、さまざまなシーンで利用可能です。もしも現在、

・キャンペーンのインセンティブとしてどの種類のギフトを選べば、満足度が高いのかわからない ・インセンティブの選択肢の一つとしてデジタルギフトも検討したい

などのお困りごとがありましたら、ぜひgiftee for Businessの検討をしてみませんか。170以上のブランド・約1,000種類のデジタルギフトを取りそろえ、抽選〜ギフト配布までをワンストップで支援できる各種ツールも提供しています。

キャンペーン企画を成功させた企業の事例

最後に、キャンペーン企画の参考になる企業の事例をご紹介します。弊社ギフティのデジタルギフトやツールを活用していただいた事例となるため、どのように業務効率化に繋がるのかについても確認してみましょう。

事例①SNSキャンペーン事例

施策の目的

X上での拡散による「Share旅。」企画の認知拡大

課題

キャンペーンを実施するのに事務局の負担が大きかった

成果

10日間のキャンペーン期間中に約3万のリポストを達成

全日本空輸株式会社様では、企画「Share旅。」の認知拡大施策として、Twitter(現X)キャンペーンを実施。公式アカウントをフォローし、キャンペーンのツイートをRTすることで、抽選で1,000名にファミリーマートお買い物券がその場で当たるという内容です。

同社では、DMで当選者への個別連絡や賞品の配送対応などが必要だったため、事務局の手間が大きいことから気軽にTwitterキャンペーンを実施できないという課題がありました。そこで、ギフティの「X(キャンペーンシステム)」をご活用いただくことで、条件達成の判定やデジタルギフトの配布を自動化しまし、事務局の手間を大幅に削減しました。

その結果、10日間のキャンペーン期間中に約3万件ものリツイートを達成。「Share旅。」を効果的に認知拡大できました。

▼この事例の詳細はこちら

全日本空輸株式会社様 - Share旅。Twitterキャンペーン 

事例②来場促進キャンペーン事例

目的

・新規顧客獲得

・潜在顧客から顕在顧客への転換

課題

ギフトの購入・郵送〜在庫管理、経理処理などの手間がかかる

成果

・ホームページからの新規顧客獲得数 前年比145%、年始の目標112%を達成

・運用工数の手間削減

セキスイハイム東北株式会社様では、2022年のお正月期間中に来場促進キャンペーンを実施。東北全エリアのセキスイハイム展示場・分譲住宅に来場し、アンケートに回答した人に、抽選でギフティの「giftee Box(※)」を含む、さまざまなギフトが当たるキャンペーンを実施しました。

※giftee Box:1,000種類以上のラインナップからユーザーが自由に選べるギフト

また、キャンペーンを効率化するために、ギフティの「Direct(対面配布システム)」「Survey(アンケートシステム)」もご活用いただき、現場でアンケート回答からギフトの配布まですべて完結できるようにしました。

その結果、ホームページからの新規顧客獲得数が前年比で145%、年始の目標に対して112%達成できました。システムの活用により、運用コストや負荷も軽減できました。

▼この事例の詳細はこちら

セキスイハイム東北株式会社様 - 年始の来店・来場促進キャンペーン の導入事例

事例③マストバイキャンペーン事例

目的

・施設への来場頻度向上

・施設内での買い上げ・買い回り促進

課題

新型コロナウイルス感染症の影響により主婦・若年層中心に来館者数が鈍化し、集客に苦戦していた

成果

・オンラインのポイント蓄積・抽選システムを採用したことで運営工数の削減が実現できた

・デジタルギフトの採用によって、手間をかけずに当選賞品を増やすことができた

・「人生ゲーム」の世界観にあった企画を実現することができた

・シンプルなUI/UXにより、問い合わせやクレームを最小限に抑えることができた

三井不動産商業マネジメント株式会社様では、集客と買い回り促進を目的として、全国の「ららぽーと」など合計15施設の合同で、「夏休みは、遊んで、買って、運試し! ららぽーと・ラゾーナ with 人生ゲーム」というイベントを開催。その中で「あなたは貯めて応募派?今すぐチャレンジ派? LINEで『人生ゲーム』プレゼントキャンペーン」を実施しました。

LINEアカウントでキャンペーンサイトにログインし、施設内の対象店舗で3,000円以上買い物をすると貰える「Lドル」に記載されたシリアルコードを入力すると、マイページ上に「Lドル」が貯まる仕組みです。Lドルを貯めることで好きなコースに応募できます。

貯まったLドルに応じて、応募コースを選べるように設計したほか、Lドル1枚で応募可能なコースは即時抽選にし、参加者のモチベーションアップを図りました。

キャンペーンの実施の際には、ギフティの「MustBuy(購買判定システム)」と「Instantwin(即時抽選システム)」をご利用いただき、運用工数も削減できました。

▼この事例の詳細はこちら

三井不動産商業マネジメント株式会社様 - 複数施設での合同抽選キャンペーン の導入事例

事例④友だち紹介キャンペーン事例

▼目的

サービスの新規会員獲得

課題

・サービス利用のきっかけとして魅力的なインセンティブが用意できていない

・紹介者と被紹介者を管理するためのシステムがなかった

成果

・システムを利用することで、比較的すぐに施策を開始できた

・「えらべるPay」をインセンティブとし、幅広いユーザーのニーズを満たすことができた

・比較的低い獲得単価で新規の会員を獲得することができた

DMM TV様では、新規会員の獲得を目的として友人紹介キャンペーンを実施。紹介したお友達が有料のDMMプレミアム会員に登録する際に招待コードを入力すると、双方に「えらべるPay(※)」が後日進呈されるという内容です。

※受け取ったユーザーがさまざまなスマホ決済サービスのポイントを自由に選べるギフト

キャンペーンの実施に際し、ギフティの「Referral(友達紹介システム)」をご活用いただくことで、紹介成立確認とインセンティブ付与を自動化し、運用を効率化しました。

その結果、ほかの施策よりも低い単価で新規会員を獲得でき、キャンペーンの成功により、他部署から友人紹介キャンペーンを行いたいという問い合わせもありました。

▼この事例の詳細はこちら

合同会社DMM.com | 友人紹介キャンペーンの導入事例

事例⑤見積もり促進のキャンペーン事例

施策の目的

・成約数の増加

・金券の在庫管理や経理処理の手間削減

・ギフトをお渡しする運用の効率化

・キャンペーン効果の可視化

課題

・金券の在庫管理や経理処理の負担が大きい

・成約までの効果検証を行いたい

成果

・デジタルギフトの活用で、在庫管理や運用の手間を大幅に削減できた

・リアルタイムで当選者数の可視化を実現できた

・ギフトとユーザーを紐付けて管理できた

TOTO株式会社様のショールームでは、年に複数回フェアを開催しており、あるフェアではさらなる成約数増加を目的として、見積促進キャンペーンを実施。フェア期間中、ショールームへの来場やオンライン相談をし、対象商品の見積もり依頼をした方の中から抽選で、5人に1人複数のギフトから選べるデジタルギフトを、外れた方全員に「ローソンのMACHI caféドリンク」をプレゼントしました。

キャンペーン実施の際には、ギフティの「Instantwin(即時抽選システム)」をご利用いただき、お客様番号に紐付けた形でギフト管理を行えるようにしました。そうすることで、リアルタイムで各店舗の状況を把握し、受け取ったお客様の状況もモニタリングできるため、その後の成約までを含めた効果検証が可能になりました。

従来は在庫管理やフェア運用の負担が大きかったものの、それらの手間も大幅に削減できました。

▼この事例の詳細はこちら

TOTO株式会社様 - 春のおすすめ商品ショールームフェアの導入事例

まとめ

本記事では、キャンペーンを企画する際の手順やキャンペーンの種類などについて解説しました。最後にまとめをご覧ください。

◆キャンペーン企画のステップ

  1. 自社の目標や課題を明確にする

  2. キャンペーンの目的やターゲットを設定する

  3. 目的を達成できるキャンペーンを選定

  4. キャンペーンを実施する理由付けを行う

  5. キャンペーンの景品やインセンティブを決める

  6. キャンペーン応募の条件と方法を設定する

  7. キャンペーンの実施期間を決定する

◆キャンペーンの種類

  • SNSキャンペーン

  • 来店・来場促進キャンペーン

  • マストバイキャンペーン

  • 友だち紹介キャンペーン

  • アンケート回答・見積もり依頼キャンペーン

◆キャンペーンに用いられる景品やインセンティブ

  • ギフトカードや商品券

  • 商品引換券

  • 自社製品やノベルティ

  • 上記以外の現物のギフト

  • デジタルギフト

キャンペーンを企画する場合、最初に目標や課題を明確にし、そこから適切なキャンペーンを選択して内容を決めていくという流れで進めていきます。適切な手順で考えていくことで、効果的なキャンペーンを企画できるでしょう。

また、キャンペーンには景品やインセンティブが欠かせません。景品やインセンティブの良し悪しによって成果に大きく影響するため、十分に検討して適切なものを選びましょう。

キャンペーンの設計やインセンティブの選定にお悩みのご担当者様へ

もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひとも「giftee for Business 導入事例集」をお読みください。

・キャンペーンへの参加率を上げるために、どんなインセンティブを選ぶべきか悩んでいる ・金額の相場感や、どんなジャンルのギフトが好まれているのか知りたい ・他社の成功事例を参考に、自社に最適なキャンペーンを検討したい

本資料では、三井住友海上あいおい生命保険様やビューカード様など、11組織+2自治体のギフト活用事例を収録。今すぐ活用できるアイデアや成功のヒントが満載です。

SHARE

こちらも合わせて読まれています

コラム一覧へ
コラム一覧へ

お気軽にご質問・ご相談ください

3分でわかるgiftee for Business

3分でわかるgiftee for Business

「giftee for Business」の詳細資料をダウンロードできます。ダウンロードページへ
オンライン相談

オンライン相談

施策の相談など、お客様の課題に合わせてスタッフがご対応します。予約フォームへ

最新お役立ち資料