「20周年の思い出を形に」仕事の合間や自宅でのくつろぎにぴったりなギフトを従業員にプレゼント
阪急阪神ホールディングスグループ内の人事や経理業務を一元的に担う「シェアードサービス事業」を展開している阪急阪神ビジネスアソシエイト。同社はこのほど、同事業開始20周年を記念して、従業員向けのギフト施策を実施。「日々の業務の疲れを癒やしてほしい」との思いから、コーヒーやタンブラーなどがセットになったギフトボックスを約300人にサプライズで贈りました。
この周年プロジェクトの実行にあたっては、部署横断の特別チームが発足し、ゼロベースから企画案を検討。最終的にギフト施策の実施に決まったものの、それ以降も「会社からの感謝の気持ちを伝えつつ、従業員に心から喜んでもらえるギフトは?」など、悩みは尽きなかったといいます。こうした課題に対し、ギフティはどのような支援を行ったのか。同特別チームのメンバー5名に話をうかがいました。
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20周年では、全員の記憶に残るものを贈りたい
今回のギフト施策の概要を教えてください。
総務人事部マネージャの下田さん
下田さん:シェアードサービス開始20周年を記念して、従業員の方々への感謝の気持ちを込めた「Break Time BOX」を皆さんに贈りました(2024年3月に配送完了)。中には、オリジナルのドリップコーヒー4袋とブラウニー4個、サーモマグのタンブラー1個が入っており、これを正社員・受入出向者を問わず、約300人の従業員の皆さんの自宅に配送しました。
「Break Time BOX」を選んだ理由は、働きながらコーヒーを飲んだり、ブラウニーを楽しんだりしてリラックスできることで、結果的に最も喜ばれるだろうと考えたからです。
「Break Time BOX」。ドリップコーヒーやブラウニー、タンブラーに加え、社長からのメッセージカードも同封された
20周年事業企画メンバーは有志の集まりとうかがいました。
総務人事部 サブマネージャ 上田さん
上田さん:ご認識の通りです。弊社では、全社的なプロジェクトを実施する際は、部署を越えてメンバーを募る手挙げ制の風土があります。今回も、その風土に則って集まったのが、私のような総務人事部の者に加え、給与担当や経理業務支援など、部署も、さらには年次も異なるこの5名でした。
そして、2022年12月頃から20周年プロジェクトを本格的にスタート。2週間に1回のペースでミーティングし、アイデアを出し合いました。
ちなみに、どのような理由で今回のプロジェクトに参加されたのか理由をうかがっても良いでしょうか。
ヒューマンリソース事業部 給与担当 サブマネージャ 土橋さん
土橋さん:20周年では、皆の心に残るものを企画したいと思ったからです。私は2006年に入社し、シェアードサービス事業開始10周年のイベントにも参加しました。しかし、その内容はシンプルに懇親会を開いた程度で、実行委員会のような組織もありませんでした。それが少し物足りなく感じました。
そこで、今回の20周年では「20周年のときにこんなことがあったよね」と、後々、皆が思い出してくれるようなイベントにしたいと思い、20周年事業企画メンバーに参加しました。
20~40代の女性が多い職場で、本当に喜んでもらえるギフトを思案
では、ギフト施策を始めることになった背景と、当時抱えていた課題を教えてください。
土橋さん:コロナ禍明けで迎える20周年ということもあり「皆でワイワイできたら良いな」との思いから、当初はホテルでの会食を計画していました。
しかし、開催日時の調整が難航しました。日中は当然業務があり、難しい。一方、夜はというと、弊社は20〜40代の女性で、かつ子育て中の社員が多く、参加できる人数が限られてしまう。それでは全員が恩恵を受けられないので、一旦ホテル会食の案は取りやめになりました。
その後、役員から「何か記念に残るものをプレゼントしたい」との提案から、記念品を贈る案に落ち着きました。しかし、記念品というと「名刺入れ」や「置き時計」というイメージが強い中、それで本当に従業員の皆さんに喜んでもらえるか確信が持てずにいました。
その結果、ギフティにお問い合わせいただいたわけですが、理由を教えてください。
ヒューマンリソース事業部 給与担当 近藤さん
近藤さん:以前、別の案件でギフティさんに問い合わせた際に、デジタルギフトだけでなく、物のギフトも含めて多様な提案をしていただけることを知っていたからです。そして2024年1月、20周年事業について改めて相談したところ、快く引き受けてくださいました。
上田さん:実は、予算の制約から2024年3月までに配送を完了させる必要があり、あまりに短い納期のため断られるかもしれないと半ば諦めながらも、ギフティさんならば何とかしてくれるだろう、という想いで連絡させていただきました(笑)。
ギフティさんは我々の「従業員がリラックス・リフレッシュできるもの」という少々抽象的な要件に対して、今回の「Break Time BOX」以外にも複数の素晴らしい提案をしてくださいました。どれも魅力的で選ぶのに悩むほどでした。
ギフト提案からデザイン、配送までワンストップで支援
今回、ギフティと一緒に取り組んで良かったと感じたことはありますか?
下田さん:改めて、かなり短い納期だったにもかかわらず、私たちの意図を汲み取りながら非常にスピーディーに対応いただけたことには本当に感謝しています。
20周年事業企画メンバーを募集したのは2022年12月でしたが、先ほどお話ししたように、ホテルでの会食案が中止となり、最終的に記念品にすることに決まったのは2023年12月頃。その時に、以前ギフティさんに相談したことを思い出し、2024年1月に依頼させていただいた流れです。
3月までには配送を完了させなければならず、タイムリミットが迫る中、正直、焦っていました。ですが、ギフティさんに依頼したことで、スケジュール通りに施策を完了することができ、本当に安堵しています。
上田さん:ギフトの提案だけでなくデザインやラッピング、メッセージカードの制作から手配・配送まで全てをお任せできた点も非常に助かりました。
また、デザインなどのコンセプトを伝えるだけで、ギフティさんを通じてプロのデザイナーさんから提案いただけた点も、本当にありがたかったです。
近藤さん:また、大前提として、提案してくださった「Break Time BOX」が素晴らしかったです。これなら、色にこだわったり、中身のグッズにロゴを入れたりすることで、会社のカラーも出しつつ、従業員の皆さんに心から喜んでもらえると思いました。
経理事業部 グループ経理業務支援担当 マネージャ 本郷さん
本郷さん:グッズで、入っているロゴやあしらいは異なります。なぜなら、伝えたいメッセージが複数あったからです。そこで、ボックスの外装には社名を、ドリップコーヒーの包装紙には「20」のロゴが大きく入っているわけです。
一方で、タンブラーにはそういった目立つロゴはあえて入れていません。従業員の方々に長く使っていただけるよう、実用性を重視したためです。そういった我々の細かい要望にも、ギフティさんは丁寧に応えてくださいました。
タンブラーには意図的に企業ロゴを入れず、代わりに日常使いしやすいフォントで会社名が記されている
従業員間のコミュニケーション活性化にもつながっている
従業員の方々からはどのような反響がありましたか?
本郷さん:良い意味で「非常に驚いた」と言ったリアクションをまずはいただきました。
というのも、実は従業員の方々には「ギフトが届く」としか伝えておらず、中身はシークレットに。これにより、サプライズ感を演出したかったのです。実際、皆さん「『20周年』とだけ印字されたボールペンでも届くのだろう」と想像されていたのか、実物を見て「『The・記念品』感がない!」と驚かれていたようでした。
近藤さん:コーヒーとブラウニーも非常に好評でしたが、特にタンブラーに対してはさまざまなお声をいただきました。例えば、私が直接、同僚から聞いたのは「タンブラーに企業ロゴではなく、丸みのあるフォントで会社名が入っているのがオシャレで非常に良い」といった感想です。
本郷さん:また、タンブラーは色違いのものを5パターン用意していたのですが、個別配送だったので、結果「色違いがあること自体、会社に持ってきて初めてわかる」形に。それが、さらなるサプライズ感につながったようです。
タンブラーは色違いのものを全5種類用意。いずれの色も性別や年代を問わず使えるよう、配慮して選んだ
上田さん:その結果、従業員同士のコミュニケーションも生まれているようです。例えば、「私はこっちの色の方が好きだから交換しない?」といった風に。
土橋さん:ちなみに、我が家では白色のタンブラーを9歳の娘が小学校に持って行っています(笑)。
従業員ご自身だけでなく、ご家庭内でも使い回せるタンブラーになっているのですね(笑)。ありがとうございます。では最後に、今後の事業における展望を教えてください。
本郷さん:今回、日々の業務で多忙な中でも、有志が集まり、20周年事業を無事に完遂できたことは大きな成果です。この経験とノウハウを次のプロジェクトに活かすことで、働きやすい職場環境の実現に向け一層、努めていく所存です。
また、グループ全体への貢献として、弊社のシェアードサービス事業を、引き続き、安定的に進めつつ、グループに対してより一層面白いアイデアを提案できる存在になっていきたいと思います。
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