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2026/04/22

健康経営はどう設計する?失敗しない施策設計と事例を解説

健康経営を成功させるには?福利厚生とインセンティブを活用した事例集

健康診断の受診や運動イベント、知識向上のためのセミナーやeラーニング。 多くの企業が「健康経営」に取り組んでいますが、その成果が見えづらく、形骸化してしまうという声も少なくありません。

また、せっかく導入した福利厚生制度も「利用率が低い」「存在を知られていない」といった理由で活用されず、費用対効果を問われて悩む担当者も多いのではないでしょうか。

本記事では、そうした課題を解決するヒントとして「健康経営 × 福利厚生」の組み合わせによる取り組みをご紹介します。実際の企業・健保組合の事例をもとに整理した 4つのインセンティブ活用パターンを中心に、参加率向上や行動の継続、制度利用率アップにつながった工夫を解説します。

健康経営の施策でお困りのご担当者様へ

こんなお悩みはありませんか? ・他社が健康経営において、どのような施策を実施しているのか知りたい ・形骸化せず、社員にきちんと利用されている施策の事例を探している ・運用負担を抑えながら、継続的に取り組める施策を検討したい

健康経営は、社員の心身の健康を支え、企業の生産性やエンゲージメント向上にもつながる重要な取り組みです。その一方で、制度を導入したものの「思ったように活用されない」「効果が見えにくい」といった課題を感じるケースも少なくありません。

こうした背景から、健康経営の進め方や施策内容を見直す企業が増えています。実際にどのような企業が、どんな工夫をしながら健康経営に取り組んでいるのか。

具体的な活用事例をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

よくある失敗パターン

多くの企業が健康経営施策を導入しても、数ヶ月で形骸化してしまうのには共通点があります。ここでは、現場で実際に起きやすい3つの失敗パターンを整理します。

パターン1:対象者限定で参加率が伸びない

「管理職向け」「特定年齢層のみ」「特定保健指導対象者限定」など、対象者を絞った施策は、一見すると効率的に見えます。しかし実際には、参加率が伸びず、施策自体の存在感も弱くなるケースが多く見られます。

背景にあるのは、自分には関係ない施策という認識です。対象外の従業員にとっては関心を持つきっかけがなく、対象者にとってもやらされ感が強くなりがちです。

さらに、参加者が限定されることで社内での話題が生まれにくく、“誰も話していない施策”になってしまう点も見逃せません。結果として、対象者の中でも参加しない人が増え、想定していた参加率に届かないまま終了するケースにつながります。

よくある現場の状況

  • 健診対象者向け施策だが、該当者の半数しか参加していない
  • 対象外の社員が内容を知らず、社内で話題にならない
  • 担当者だけが進捗を追っており、現場の巻き込みが弱い

パターン2:単発施策で終わり、継続しない

「ウォーキングキャンペーン」「健康月間」「セミナー開催」など、イベント形式の施策は導入しやすい一方で、一度きりで終わってしまい、行動の変化につながらないという課題があります。

初回は新鮮さから一定の参加が見込めても、同様の施策を繰り返すとまた同じものという印象が強まり、参加率は徐々に低下していきます。従業員側も“イベントとしての参加”にとどまり、日常の習慣にはなりません。

また、施策同士のつながりが設計されていない場合、点の施策が増えるだけで、全体としての健康経営の方向性が見えにくくなる点も問題です。

よくある現場の状況

  • 初回は盛り上がるが、2回目以降の参加率が下がる
  • イベント終了後、行動が元に戻ってしまう
  • 施策が単発で終わり、年間を通じた設計がない

パターン3:企業文化・働き方と合っていない

健康経営の施策は、正しい内容」あれば機能するわけではありません。実際には、企業の働き方や文化に合っているかどうかが定着の大きな分かれ目になります。

例えば、残業が多い職場で週3回の運動を推奨しても、現場にとっては現実的ではありません。また、個人主義の強い組織でチーム対抗イベントを導入しても、参加意欲が高まらないケースもあります。

このように、現場の実態と乖離した施策は「良い取り組みだとは思うが、自分にはできない」という認識を生み、結果的に参加率・継続率ともに低下します。

よくある現場の状況

  • 業務が忙しく、参加したくても時間が取れない
  • 現場から「理想論に感じる」という声が出る
  • 管理部門主導で進み、現場の実態が反映されていない

このような失敗を避けるためには、施策の内容そのものだけでなく「誰に・どのくらいの期間で・どのような動機付けで行うか」という設計視点が欠かせません。次章では、健康経営施策を選定する際に押さえておきたい「3つの判断軸」を解説します。

健康経営施策を選ぶための3つの軸

健康経営施策が機能するかどうかは、どの施策を選ぶか以上に、どの視点で設計するかに大きく左右されます。前章で見たような失敗を防ぐためには、個別の施策を検討する前に、以下の3つの軸で全体設計を整理しておくことが重要です。

軸1: 対象者の規模

施策を設計する際、最初に整理すべきは対象範囲です。全社向けか、特定の部門・層に限定するのかによって、施策の設計も成果の出方も大きく変わります。

全社向け施策は、参加のハードルが低く、社内での話題性が生まれやすいのが特徴です。誰でも参加できる設計にすることで、まずはやってみるという初期参加を広げやすく、結果として参加率の底上げにつながります。また、共通の話題ができることで、部門を超えたコミュニケーションの活性化にも寄与します。

一方で、部門限定や対象者を絞った施策は、課題に対してより深くアプローチできる点がメリットです。たとえば、特定保健指導対象者や長時間労働の多い部門など、明確な課題がある場合には、対象を絞ることで施策の効果を高めやすくなります。

ただし、対象を限定する場合は「なぜこの対象なのか」「どのようなメリットがあるのか」を丁寧に伝えることが重要です。理由が共有されていないと、自分には関係ない施策という認識が広がり、参加意欲の低下につながります。

設計のポイント

  • 参加率を重視するなら「全社向け」から設計する
  • 課題解決を優先する場合は「対象限定」で深く設計する
  • 対象を絞る場合は、選定理由と目的を明確に伝える

軸2:継続期間

健康経営において最も重要なのは、一度やることではなく、行動を習慣化させることです。そのため、施策の設計においては継続期間の考え方が欠かせません。

単発のイベントは参加のきっかけにはなりますが、それだけでは行動変容にはつながりにくいのが実情です。ウォーキングイベントや健康セミナーも、その後の行動につながらなければ、一時的な取り組みで終わってしまいます。

一方で、継続型の施策は、日常の中に自然と組み込まれることで、行動の定着につながります。特に3か月以上の継続期間を設けることで「意識してやる状態」から「当たり前にやる状態」への移行が起きやすくなります。

また、継続施策では途中でのモチベーション低下を前提に設計することも重要です。中だるみが発生しやすいタイミングで小さな変化や刺激(例:中間表彰、追加インセンティブ)を設けることで、離脱を防ぐことができます。

設計のポイント

  • 単発施策は「きっかけづくり」として位置づける
  • 習慣化を目的とする場合は3ヶ月以上の設計が基本
  • 中間タイミングでのテコ入れ(表彰・報酬)を組み込む

軸3:報酬形式

従業員の行動を促すうえで、インセンティブの設計は重要な要素です。特に健康経営のように“任意参加”が前提となる施策では、参加する理由をどのように設計するかが成果に直結します。

報酬は大きく外発的報酬と内発的報酬に分けられます。外発的報酬はギフトやポイントなどの“目に見える対価”であり、参加のきっかけをつくるうえで効果的です。特に初期フェーズでは、参加すると何かがもらえるという明確なメリットが参加率を押し上げます。

一方で、内発的報酬は「承認される」「評価される」といった心理的な満足です。社内表彰やランキングの可視化などを通じて、継続的なモチベーションを支える役割を果たします。

重要なのは、どちらか一方に偏るのではなく、施策のフェーズに応じて組み合わせることです。たとえば、初期は外発的報酬で参加を促し、継続フェーズでは内発的報酬で定着を支える、といった設計が有効です。

設計のポイント

  • 初期参加の促進には外発的報酬が有効
  • 継続・定着には内発的報酬を組み合わせる
  • フェーズごとに役割を分けて設計する

次章では、この3軸をもとに整理した4つの施策パターンを紹介し、それぞれの特徴と選び方を解説します。

健康経営 × 福利厚生:4つのインセンティブ活用パターン

健康経営と福利厚生を連動させた施策を実施する際、インセンティブの設計は重要な要素です。とくに、「どのような行動を促したいか」「誰に届けたいか」によって、適切なインセンティブの種類や仕組みは異なります。

企業や健保組合の事例を整理すると、インセンティブ活用は大きく次の4つに分類できます。

パターン名

特徴と狙い

習慣化支援型

ログイン・歩数記録・体重入力など、“日常的な継続行動”に対してギフトを付与。小さな行動を積み重ねる仕組みを通じて、健康習慣の定着を促進。 (例:ウォーキングイベント、健康アプリログイン、週次体重入力 など)

知識定着型

健康に関する動画の視聴やクイズの正答といった“学びの行動”にインセンティブを設定。知識と意識の底上げを狙う。

成果報酬型

健診の受診、保健指導の完了、体重や腹囲の変化など、“実施+成果”を評価軸とし、結果に対してギフトを提供。数値での説明がしやすく、経営報告にも有効。

文化醸成・表彰型

社内での健康行動を可視化・共有し、投票や表彰を通じて“健康に取り組むことを称える空気”を醸成。参加者の満足度向上やエンゲージメント向上につながる。

このように分類することで、施策の目的や対象者に合わせたアプローチが明確になり、企画・実行の精度が高まります。

健康経営 × 福利厚生の活用事例

健康経営と福利厚生を効果的に組み合わせることで、従業員の参加意欲を高め、取り組みの継続や成果の「見える化」につなげることができます。ここでは、実際の社内施策に取り入れやすいアイデアをご紹介します。

いずれも、日常の行動にインセンティブを設けることで、自発的な参加を促し、組織全体の健康意識を高めていく工夫がされています。

習慣化支援型:毎日の行動に、続けたくなる仕掛けを

継続的な健康行動に対してインセンティブを設計することで、行動の“習慣化”を促すのがこのタイプです。記録の負担を減らしつつ、参加し続けたくなる工夫がポイントです。

事例①|ウォーキングキャンペーン × 参加賞+達成賞

社内コミュニケーションと健康増進を目的に、2カ月間のウォーキングイベントを実施。歩数に応じて達成賞を、参加者全員に参加賞を用意し、日々の行動を後押ししました。 参加者の約9割が「また参加したい」と回答するなど、楽しみながら継続できる仕組みが高評価を得ました。

▼この事例の詳細はこちら

事例②|アプリ連携型 健康行動ポイントプログラム

歩数、体重、食事、睡眠といった毎日の健康行動を記録することでポイントを付与。貯まったポイントはデジタルギフトと交換可能とし、「少しずつ続けること」に価値を持たせました。ギフトの自由度や低額交換のしやすさが継続率向上に貢献しています。

知識定着型:健康について学ぶことが行動につながる設計に

健康に関する知識を深めることも、意識づけには欠かせません。ここでは、動画視聴やクイズ参加などの学びの行動に対してインセンティブを設計した事例をご紹介します。

事例③|健康教育動画 × 先着ギフト

健康保険組合の会員を対象に、特定の健康動画を視聴した先着600名に対してデジタルギフトをプレゼント。動画は数分から10分程度と短時間で完結する設計とし、学びやすさと“もらえる楽しみ”の両方を実現しました。

事例④|クイズ参加 × 抽選プレゼント

動画やコラム内容をもとにした健康クイズを毎週配信。全問正解者の中から抽選でギフトを進呈する仕組みで、反復学習と参加率向上を両立しました。

成果報酬型:行動+成果を“見える化”し、報いる

「受診しただけ」「参加しただけ」ではなく、行動の完了+成果(減量・改善)に対してインセンティブを付与するのが成果報酬型。人的資本経営の報告にも有効です。

事例⑤|健診完了 × 自己申請式ギフト提供

被扶養者向けに健診受診後の申請フォームを用意し、受診完了者に対して1,000円〜2,000円のギフトをプレゼント。自己申請式にすることで、受診の主体性と申請率の向上を両立しました。

事例⑥|特定保健指導完了 × 体重・腹囲の改善でポイント付与

一定期間の保健指導プログラムを完了し、かつ体重−2kg/腹囲−2cmの成果を達成した方にポイントを進呈。行動+成果の両軸で評価される設計が、離脱防止と改善意欲の向上につながっています。

文化醸成・表彰型:健康を称える雰囲気を、組織の中に

健康経営を単なる制度で終わらせず、“みんなが参加することが当たり前”な雰囲気をつくるのが文化醸成・表彰型です。称賛や共有を通じて、継続率だけでなくエンゲージメントも高まります。

事例⑦|社内表彰制度 × 健康行動投票

個人・チームの健康に関する取組みを社内で公募し、従業員による投票で上位者を選出。表彰者にはインセンティブとしてギフトを贈呈。「頑張っていることが見える」「称え合える」文化が育まれました。

事例⑧|健康セミナー × アンケートギフト

従業員向けの健康セミナー終了後、アンケート回答者の先着にギフトを提供。セミナー参加後のアクションにも報酬を設けることで、参加意欲の喚起と満足度向上を両立した事例です。

このように、「継続させたいのか」「知識を定着させたいのか」「成果を出したいのか」「文化をつくりたいのか」など、目的ごとに施策の設計を明確にすることで、健康経営と福利厚生はより実効性を持った取り組みに進化します。

まとめ

健康経営を形骸化させず、成果につなげるためには、単に施策を導入することではなく、自社の課題や従業員の特性に合わせて設計することです。

  • 参加率を高めたいのか

  • 行動を習慣化させたいのか

  • 数値として成果を出したいのか

  • 企業文化として定着させたいのか

目的によって、選ぶべき施策と設計は変わります。

また、実務においては1つの施策で完結させるのではなく、フェーズに応じて複数のアプローチを組み合わせることで、参加と継続の両立が可能になります。

まずは、自社の現状を整理し、どの課題に対して、どのパターンを適用するのかを検討することから始めてみてください。そこから施策を組み立てていくことで、健康経営はより実効性の高い取り組みへと進化していきます。

健康経営の施策でお困りのご担当者様へ

こんなお悩みはありませんか? ・他社が健康経営において、どのような施策を実施しているのか知りたい ・形骸化せず、社員にきちんと利用されている施策の事例を探している ・運用負担を抑えながら、継続的に取り組める施策を検討したい

健康経営は、社員の心身の健康を支え、企業の生産性やエンゲージメント向上にもつながる重要な取り組みです。その一方で、制度を導入したものの「思ったように活用されない」「効果が見えにくい」といった課題を感じるケースも少なくありません。

こうした背景から、健康経営の進め方や施策内容を見直す企業が増えています。実際にどのような企業が、どんな工夫をしながら健康経営に取り組んでいるのか。

具体的な活用事例をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

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