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2026/05/12

社内ポイント制度の導入プロセスとは?失敗しない設計ステップと運用のコツ

社内ポイント制度 導入

社内ポイント制度を導入したいが、何から手をつければいいかわからない......そんなお悩みはありませんか。

実際、ポイント制度の導入で「交換先が少なくて従業員に喜ばれなかった」「税務処理で思わぬ課税が発生した」「システム開発コストが想定の数倍になった」といった問題が起こるケースも少なくありません。

本記事では、法人等に向けてさまざまなギフト施策の提案・施策を行ってきたgiftee for Business(導入案件数は累計75,000件以上 ※2025年12月31日時点)が、社内ポイント制度の仕組み・導入ステップ・費用感・おすすめサービス比較・税務処理まで、導入判断に必要な情報を網羅的に解説します。

制度設計の第一歩として、ぜひ参考にしてください。

福利厚生の整備にお困りのご担当者様へ

こんなお悩みはありませんか? ・他社がどのような福利厚生制度を導入・整備しているのか知りたい ・社員に実際に利用されている福利厚生の事例を探している ・運用負担を抑えながら制度を整備している企業の事例を見たい

福利厚生は、社員の満足度や定着率向上に直結する重要な制度です。その一方で、制度を整えたものの「利用されない」「管理が煩雑になる」といった課題に直面することも少なくありません。

こうした背景から、福利厚生の内容や運用方法を見直す企業が増えています。実際にどのような企業が、どんな工夫をしながら福利厚生を整備しているのか。

具体的な活用事例をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

社内ポイント制度とは

社内ポイント制度とは、企業が従業員の行動や成果に対してポイントを付与し、貯まったポイントをギフトや特典と交換できる仕組みです。

日々の業務での貢献や目標達成はもちろん、同僚への感謝、健康行動への取り組みなど、さまざまなアクションを“見える形”で評価できるのが特長です。制度設計の自由度が高く、企業ごとの課題や目的に合わせて柔軟に導入できます。

たとえば、 

  • 従業員同士で感謝を贈り合う「ピアボーナス型」 

  • 目標達成や行動促進に応じて付与する「報酬型」

など、活用方法は多岐にわたります。

近年では、カタログギフトや現物支給に代わり、デジタルギフトを交換先とする社内ポイント制度の導入が増えています。受け取り手が好きな商品やポイントを選べるため満足度が高く、法人側も在庫管理や発送業務が不要になります。

従来の紙の商品券・カタログギフト型と比較すると、以下のような違いがあります。

比較項目

従来型(紙・カタログ)

社内ポイント制度(デジタルギフト型)

付与のタイムリー性

制度イベント時のみ

日常の行動に随時付与可能

交換先の柔軟性

カタログ内のみ

複数種類のギフトの中から受け取り手が自由に選択可能(giftee for Businessの場合、1,000種類以上)

運用負荷

在庫管理・発送が必要

在庫不要・デジタル配布のみ

効果測定

困難

付与・利用状況をデータで把握

費用

商品代+発送・梱包費

商品代+発行手数料のみ

このように、社内ポイント制度はデジタルギフトと組み合わせることで、従業員にとって“うれしい体験”を提供しながら、企業側の運用負荷も抑えられる仕組みです。導入にあたっては、制度設計と交換先の選定が成功の鍵になります。

社内ポイント制度を導入するメリット

私たちが多くの企業様をご支援する中で感じているのは、社内ポイント制度は単なる「ご褒美施策」ではない、ということです。うまく設計された制度は、組織の空気やコミュニケーションそのものに変化をもたらします。

ここでは、社内ポイント制度を導入することで得られる主なメリットを整理します。

メリット1:従業員の行動を“見える化”できる

日々の成果や行動をポイントという形で可視化することで、従業員は自分の貢献を実感しやすくなります。「頑張りが評価されている」という実感はモチベーションの維持や自発的な行動につながります。

また企業側にとっては、これまで定性的だった“モチベーション”を、付与件数・利用率・交換傾向といったデータで把握できる点が大きな価値です。社内ポイント制度の導入によって、感謝や評価を仕組みとして根づかせながら、データに基づいた組織運営を実現できます。

メリット2:多様な従業員にフィットする制度設計ができる

世代やライフスタイルが多様化する中で「全員に同じものを贈る」制度には限界があります。

ポイント制度であれば、従業員一人ひとりが自分の好きな交換先を選べます。若手社員にはキャッシュレスポイント、ファミリー層には食品や日用品系ギフトなど、使い道はさまざまです。

“選べる”という体験そのものが満足度を高め、制度への参加意欲にもつながります。導入後に「思ったより使われない」という事態を防ぐためにも、柔軟な交換設計は重要なポイントです。

メリット3:制度設計と運用コストを最適化できる

自社でポイント管理システムを開発する場合、初期投資は数千万〜数億円規模になることもあります。一方で、既存のポイント管理SaaSを活用すれば、そうした初期費用を抑えることが可能です。さらに、デジタルギフトを活用すれば在庫管理や発送業務も不要となり、HR部門の運用負荷を大きく軽減できます。

社内ポイント制度の導入は、従業員満足度の向上だけでなく、管理コストの最適化という観点でも合理的な選択肢となります。

このように社内ポイント制度は、行動の可視化・満足度の向上・運用負荷の軽減という3つの効果を同時に実現できる施策です。重要なのは、制度を“イベント”で終わらせず、“文化”として根づかせる設計を行うことです。

社内ポイント制度の主な活用シーン

社内ポイント制度は、目的に応じてさまざまな場面で活用できます。ここでは、実際に多くの企業で導入されている代表的な活用シーンをご紹介します。

HR・エンゲージメント

■ 永年勤続表彰

5年・10年・20年といった節目にポイントを付与する活用方法です。従来の記念品やカタログギフトと異なり、本人が好きなギフトを選べるため、満足度が高い傾向にあります。

「長く働いてくれてありがとう」という気持ちを、形として届けられる施策です。

■ 社内表彰・MVP制度

月次・四半期表彰と連動してポイントを付与することで、リアルタイムな承認を実現できます。一時的な賞与とは異なり、ポイントという形で“見える評価”を残せる点が特長です。

制度として継続することで、評価文化の定着にもつながります。

■ 誕生日ギフト

全従業員に一律でポイントを付与することで、個別配送の手間なく実施できます。デジタルギフトであれば、メールや社内システム経由でスムーズに配布可能です。

小さなきっかけでも、「会社が自分を気にかけてくれている」と感じてもらえる施策になります。

■ 健康経営施策

歩数達成、健診受診、禁煙チャレンジなど、健康行動に連動してポイントを付与する活用方法です。行動を“可視化”し、インセンティブを設けることで参加率向上が期待できます。

健康経営の取り組みを、より参加型の施策へと進化させることが可能です。

営業・インセンティブ

■ 営業目標達成報酬

月次・四半期目標の達成時にポイントを付与する活用方法です。現金報奨と組み合わせることで、モチベーション設計の幅が広がります。

ポイント型であれば、成果に応じて柔軟な設計が可能です。

■ ピアボーナス

チームメンバー同士が感謝ポイントを贈り合う制度です。上司からの一方向評価ではなく、横のつながりで承認が生まれる点が特長です。

日々の小さな貢献が見える化されることで、組織の雰囲気が変わるケースもあります。

総務・採用

■ 内定者フォロー

内定から入社までの期間にポイントを付与することで、企業との接点を継続できます。入社前から“つながり”を感じてもらえる施策として活用されています。

■ リファラル採用インセンティブ

社員紹介による採用決定時にポイントを付与する仕組みです。金銭報酬よりも心理的ハードルが低く、制度として導入しやすい特徴があります。

このように、社内ポイント制度はエンゲージメント向上から営業インセンティブ、採用強化まで、幅広い目的で導入されています。

重要なのは「何のために導入するのか」を明確にし、その目的に合った付与設計と交換設計を行うことです。自社の課題に合わせて活用シーンを組み合わせることで、制度の効果はより高まります。

社内ポイント制度の導入ステップ(5段階)

社内ポイント制度の導入は「仕組みづくりのプロジェクト」です。感覚的に始めるのではなく、段階的に設計することで、利用率と定着率は大きく変わります。

ここでは、実際の企業支援事例をもとに整理した、実務に即した5つのステップをご紹介します。

STEP 1:目的と課題の整理

まず最初に整理すべきは「なぜ社内ポイント制度を導入するのか」という目的です。よくある導入目的は以下の通りです。

  • エンゲージメント向上 
  • 離職率の改善 
  • 感謝文化の醸成(ピアボーナス)
  • 健康経営の推進
  • 営業インセンティブ強化
  • 永年勤続・表彰制度の刷新

重要なのは「目的を1〜2個に絞ること」です。目的が多すぎると制度設計が複雑になり、結果として利用率が下がります。

あわせて、

  • 目標利用率(例:70%以上) 

  • 月間付与件数 

  • 年間予算上限

などのKPIも設定しておくと、導入後の評価がしやすくなります。社内ポイント制度の導入が失敗する多くのケースは、この目的整理が不十分なことに起因します。

STEP2:対象範囲と運用体制を決める

次に決めるべきは、制度の対象と体制です。

  • 全社員対象か 

  • 正社員のみか 

  • 契約社員・アルバイトを含むか 

  • 特定部門からスモールスタートするか

特に大企業では、一部部門でのトライアル導入を行うケースも多く見られます。一般的に関わるのは以下の部門です。

  • 人事(制度設計) 

  • 情報システム(システム連携) 

  • 経理(予算管理・会計処理) 

  • 経営層(最終承認)

社内ポイント制度の導入は、人事単独では完結しません。早い段階で関係部署を巻き込むことが、スムーズな立ち上げにつながります。

STEP 3:ポイント付与ルールの設計

次に「何に対して・どれだけのポイントを付与するか」を設計します。制度の“納得感”を左右するのがここです。

付与対象の例

ポイント目安

月次MVP表彰

5,000〜10,000pt

永年勤続(5年)

10,000〜30,000pt

健康診断受診

500〜1,000pt

ピアボーナス(1件あたり)

100〜500pt

誕生日ギフト

1,000〜3,000pt

ポイントの価値(1pt=1円相当など)を明確に定め、全従業員に分かりやすく周知することが重要です。曖昧な設計は制度への不信感につながるため、シンプルさを優先します。

このように、付与ルールをシンプルかつ公平に設計することが、従業員の制度への信頼と利用継続につながります。

STEP 4:交換先の選定

交換先の設計は、社内ポイント制度の導入成否を分ける重要な工程です。「交換できる選択肢が魅力的でない」と感じられてしまうと、ポイントが貯まっても利用率が上がりません。

交換先を選定する際は、次の点を確認します。

  • 複数カテゴリから選べること
  • デジタル完結できること 
  • 在庫管理が不要であること
  • 有効期限を明確にすること

交換先が限定的すぎると、ポイントが“貯まるだけ”になります。そこで近年は、giftee for Businessが提供している、ギフトを受け取った人がさまざまなキャッシュレス決済サービスのポイントなどから自由にえらべる「えらべるPay」や、日常使いしやすいコンビニやカフェなど1,000種類以上のギフトからえらべる「giftee Box」といった、選択型デジタルギフトを交換先に設定する法人も増えています。受け取り手の好みに左右されず、在庫管理も不要なため、HR担当者の運用負荷を抑えやすいというメリットがあります。

STEP5:システムの選定

社内ポイント制度の導入を検討する企業の多くが、まずはSaaS型サービスからスモールスタートしています。

方法

特徴

自社開発

カスタマイズ性高いが高コスト・長期間

SaaS活用

初期投資抑制・短期導入可能

ポイントの付与・管理・交換を手動でExcel管理することも理論上は可能ですが、従業員数が増えると運用が破綻します。社内ポイント管理SaaSを活用することで、以下が実現します。

  • ポイント付与・減算の自動化
  • 従業員ごとのポイント残高管理
  • ギフト交換ページの提供
  • 利用状況のデータ分析

詳細は次章「導入サービス比較」で解説します。

STEP 6:社内周知と運用開始・定期改善

制度開始前に、目的・ルール・交換先・利用方法を全従業員に丁寧に説明します。

導入時には、

  • 目的 

  • ポイント価値 

  • 付与対象 

  • 交換方法 

  • 有効期限

をわかりやすく説明します。立ち上げ時のキャンペーン(全員に初期ポイント付与など)を実施すると、制度の認知とファーストユーズを促進できます。

運用開始後は、利用率・交換先の人気ランキング・付与状況を定期的にデータで確認し、ルールの改善・交換先の拡充を行うPDCAサイクルを設けることが長期的な成功の鍵です。

導入事例

事例1:株式会社みずほ銀行様 — プロジェクト開始から約1年でポイントプログラムをスピードローンチ

みずほ銀行様は2025年4月、ポイントプログラム「みずほポイントモール」をスタートしました。日常の銀行取引を通じて「みずほポイント」が貯まり、PayPayポイント・楽天ポイント・dポイントのほか、各種チェーン店のデジタルギフト10種類以上と交換できるサービスです。

通常、複数の交換先を持つポイントプログラムのシステム構築には最低2年〜2年半かかりますが、「giftee Point Base」を活用することでプロジェクト開始から約1年でのローンチを実現。新規口座開設は前年比約120%増の成果を達成しています。

▼この事例の詳細はこちら

事例2:株式会社中国新聞社様 — 開発コストを抑えてクイックにポイントサービスをリニューアル

広島県を中心とした新聞社の中国新聞社様は、共通ID「たるポID」の導入に合わせて「giftee Point Base」を活用したポイントサービスをリニューアルしました。

「自前でポイントサービスの基盤を立ち上げようとしたら、数千万円から数億円の開発コストがかかる」という課題に対し、SaaSを活用することでコストを大幅に抑えつつ、クイックにサービスをリリース。ポイントで交換できるデジタルギフトは全国で利用可能なため、広島市外のユーザーにも高い満足度を提供できています。17万人以上のID会員が登録し、20代〜80代の幅広い世代に活用されています。

▼この事例の詳細はこちら

よくある質問

Q: 社内ポイント制度を短期間で立ち上げるには?

自社開発ではなく、SaaS型のポイント管理サービスを活用することで、最短数週間〜数か月でのローンチが可能です。ポイント管理基盤・ギフト交換ページ・管理画面が一体となったサービスを選ぶことで、設計から運用開始までの工数を大きく削減できます。

たとえば、giftee Point Base(※)のような一体型サービスであれば、システム構築をゼロから行う必要がなく、スムーズな導入が可能です。

※giftee for Businessが提供する、利用者のポイント付与・管理などの基盤の設計から、ギフト交換ページ作成・実際のギフトへの交換までを一気通貫で提供するシステム

Q: 社員数100名以下の中小企業でも導入できますか?

はい、可能です。近年は、従業員数が100名未満の企業でも、エンゲージメント向上や福利厚生の一環として社内ポイント制度を導入するケースが増えています。

初期費用を抑えたプランを用意しているサービスもあり、たとえばgiftee for Businessでは、単発でのデジタルギフトの納品であれば、商品代金+手数料のみでスタートできます。まずは小規模で運用し、段階的に拡張していく方法も有効です。

Q: 社内ポイント制度が形骸化しないためのポイントは?

制度が形骸化する主な原因は「目的の不明確さ」と「利用体験の停滞」にあります。導入時に掲げた目的(エンゲージメント向上、感謝文化の醸成など)を定期的に振り返り、利用率や付与状況をデータで確認しながら改善を重ねることが重要です。

また、交換先の魅力が薄れてしまうと、ポイントが貯まるだけで使われない状態になりがちです。交換先のラインナップを定期的に見直す、季節限定ギフトを取り入れるなど、“もらってうれしい体験”を継続的に設計することが、制度を文化として根づかせる鍵になります。

制度は導入して終わりではなく、育てていくもの。小さな改善を積み重ねることが、長期的な成功につながります。

まとめ

社内ポイント制度の導入は、単なるインセンティブ施策ではありません。日々の頑張りや感謝を、きちんと「かたち」にして届けるための仕組みです。

目的を明確にし、シンプルな付与設計と使いやすい交換先を整えることで、制度は少しずつ組織に根づいていきます。そして、データをもとに改善を重ねながら育てていくことで、従業員一人ひとりの前向きな行動を支える基盤になっていきます。

特に導入初期の設計は、その後の定着を左右する大切な時間です。「何のために導入するのか」「どんな体験を届けたいのか」を丁寧に考えることが、成功への近道になります。

最近では、SaaS型のポイント管理サービスやデジタルギフトを活用することで、規模を問わずスムーズな導入が可能になっています。小さく始めて、少しずつ広げていくこともできます。

社内ポイント制度は、制度そのものが目的ではなく、そこで生まれる「ありがとう」や「認められた」という気持ちを、組織の中に循環させるためのもの。まずは自社にとっての最適なかたちを、ゆっくり整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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  • 法人向けの活用例
  • デジタルギフトの活用企業の推移
  • デジタルギフトの導入メリット
  • サービス選定のポイント

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