企業でのGoogle Play ギフトカード活用法|事例・メリット・注意点を解説

自社キャンペーンやアンケート謝礼、アプリ利用促進などで“デジタルギフト”を活用する企業が増えています。その中でも「Google Play ギフトカード(Google Play ギフトコード)」は、Androidユーザーを中心としたターゲット施策に効果的なインセンティブ手段です。Google Play ストアで有料アプリの購入やアプリ内課金、電子書籍の購入などに使えるため、ゲーム・コンテンツ・エンタメ業界を中心に親和性の高いギフトとして活用しやすいでしょう。
ただし、Androidユーザーに対象が限定される点や景表法など、法人利用ならではの注意すべき点もあります。
本記事では、企業がGoogle Play ギフトカードをマーケティング・販促・キャンペーン施策に活用する際のメリットと注意点、活用事例、効果的な設計方法までを徹底解説します。
キャンペーン運用のギフトを探している担当者様へ
もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひとも「ギフトマーケティングの基本」をお読みください。
・Google Play ギフトカードが施策に適しているのかわからない ・相手が本当に欲しいものが分からない ・ギフトの発行や管理、運用の手間をなるべく削減したい
本資料では、インセンティブ施策の変遷から、ギフトマーケティングの事例、これから主流となるであろう施策などをご覧いただくことができます。導入実績50,000件を超えるgiftee for Businessが監修しております。
Google Play ギフトカードとは
「Google Play ギフトカード(Google Play ギフトコード)」は、Google Play ストアで有料アプリの購入やアプリ内課金、電子書籍・映画などのコンテンツ購入に利用できるプリペイド型ギフトです。
個人ユーザーの“課金手段”というイメージが強い一方で、企業のマーケティング施策やキャンペーン、アンケート謝礼などにおけるインセンティブとしても多く利用されています。
特に、Androidユーザーを主要ターゲットとする以下のような企業で活用されています。
モバイルゲーム・アプリ開発企業
通信・エンタメ・動画配信サービス
デジタルコンテンツ・電子書籍事業者
ユーザーが日常的にGoogle Playを利用している場合、“自社サービスの利用を自然に後押しできるギフト”として高い効果が期待できます。
Google Play ギフトカードの種類
Google Play ギフトカードには、現物の「カードタイプ」と、数字と文字を組み合わせた、メールなどで送信できる「コードタイプ」の2種類があります。どちらも利用できるサービス内容は同一ですが、企業利用においては運用効率やコスト面で明確な差が生じます。

Google Play は Google LLC の商標です。
▼Google Play ギフトカード(カードタイプ)
カードタイプは、Google Playのロゴが入ったシンプルなデザインで、主に白と黒の2色があります。カード裏面のコードを入力するか、スマホのカメラでスキャンして入力することもできます。
▼Google Play ギフトコード(コードタイプ)
コードタイプは、メールやSNSを通じて手軽に送れるデジタル形式のギフトです。チャージは、送られてきたURLを開き、コードを入力またはタップするだけで完了します。
形式 | 概要 | 法人利用時の特徴 |
|---|---|---|
カードタイプ | コンビニ・量販店で販売されるプラスチックカード。裏面のコードを入力してチャージ。 | 在庫・配送・紛失リスクが発生。大量配布には不向き。社内表彰・リアルイベントなど「対面配布型」施策に限られる。 |
コードタイプ | 数字と英字で構成されるギフトコードを、メール・SNS・LINEなどで配布可能。 | 即時発行・一括配信・自動抽選などが可能。キャンペーン運用やCRM施策との連携に最適。 |
法人での活用を想定する場合は、管理・配布・分析まで一貫してオンラインで完結できる「コードタイプ」を選ぶと良いでしょう。
※本記事では以降、Google Play ギフトカードとGoogle Play ギフトコードを総称して、「Google Play ギフト」と表記します。
Google Play ギフトの使い方
企業がキャンペーンやアンケート謝礼などでGoogle Play ギフトを配布する場合、「受け取る人がどのようにギフトを利用するのか」を理解しておくことは大切です。利用手順を把握しておくことで、キャンペーン設計時の注意点やサポート対応を最適化できます。
ここでは、Google Play ギフトの使い道やチャージ方法などについて解説します。
受け取る人ができること
Google Play ギフトは、Google Play ストア上で以下のデジタルコンテンツの購入に利用できます。
アプリの購入
アプリ内の課金
電子書籍やオーディオブックの購入
映画やテレビの購入
サブスクリプションの支払い
YouTubeやInstagramのライブ配信の投げ銭(スパチャ)
LINEのスタンプや着せ替え購入
上記はすべてGoogle Play ストアでの支払いであり、オンラインストアで物を買うといった使い方はできません。
利用の流れ
受け取る人がギフトコードを使うまでの流れは非常にシンプルです。
AndroidスマートフォンやタブレットでGoogle Play ストア アプリを起動
「お支払いと定期購入」→「コードを利用」を選択
コードを入力またはリンクをタップしてチャージ完了
チャージ後は即時に残高が反映され、アプリや書籍の購入時に「Google Play残高」として自動で利用できます。Androidスマートフォンやタブレットを使っていれば、操作は数十秒で完了する手軽さです。
Google Play ギフトの金額
Google Play ギフトには、以下の金額があります。
100円
500円
1,500円
3,000円
5,000円
10,000円
15,000円
20,000円
30,000円
50,000円
なお、Google Play ギフトカードかGoogle Play ギフトコードにするか、また購入チャネル(どのコンビニ店舗で買うか、どのECサイトで買うかなど)で購入できる金額も変わってきます。
Google Play ギフトの購入場所
Google Play ギフトカードは基本的に実店舗で購入できます。たとえば、セブン-イレブンやファミリーマート、ローソン、ミニストップなどです。また、AmazonなどのECモール上でも購入が可能です。
なお、カードタイプには「バリアブルカード」というものが存在します。カード右上に「¥1,000〜¥50,000」と記載があり、その範囲内であれば自由に金額設定ができます。バリアブルカードをコンビニなどの店舗で購入する場合、カードをレジに持っていき、店員に金額を伝えることでその分だけカード内にチャージしてもらえます。1円単位から設定が可能です。
ただし、次のような事態が発生してしまう可能性も。
大量購入する場合、レジ処理・会計処理が煩雑になってしまう
物理のカードなので、紛失・盗難リスク、在庫保管コストが発生する
対象者に贈る際、1枚ずつ手動配布する必要がある
したがって、デジタルコード形式を基本とし、リアル施策時のみカード型を補完的に活用する、などの工夫が求められます。
Google Play ギフトカードの購入場所
Google Play ギフトカードは基本的に実店舗で購入できます。たとえば、セブン-イレブンやファミリーマート、ローソン、ミニストップなどです。また、AmazonなどのECモール上でも購入が可能です。
なお、カードタイプには「バリアブルカード」というものが存在します。カード右上に「¥1,000〜¥50,000」と記載があり、その範囲内であれば自由に金額設定ができます。バリアブルカードをコンビニなどの店舗で購入する場合、カードをレジに持っていき、店員に金額を伝えることでその分だけカード内にチャージしてもらえます。1円単位から設定が可能です。
Google Play ギフトコードの購入場所
ギフトコードの場合は、Amazonや楽天市場などのECモールか、弊社ギフティなどのデジタルギフトサービスで買えます。

キャプ)giftee for Businessでは最小100円から注文が可能
主な特徴(giftee for Businessの場合):
- オンラインで見積・発注・納品が完結
- 数量単位で即時発行・納品が可能(最短1営業日で対応可)
- 一括請求・請求書払いに対応
- APIやキャンペーン管理ツールと連携し、自動配布が可能
Google Play ギフトの活用例
Google Play ギフトの概要について解説しましたが、具体的にどのようなシーンでギフトとして活用できるのでしょうか。
ここでは、企業がマーケティングやプロモーション、従業員向け施策などでどのように活用できるかを具体的に紹介します。
アンケート謝礼
自社サービスに関するアンケートを実施した際に、その謝礼としてGoogle Play ギフトを贈れます。ユーザーの関心度や回答内容に応じて、付与金額を調整することも可能です。

▼実店舗でアンケートを実施する場合の流れ
店頭でアンケートに回答してもらう
抽選形式の場合は回答後に抽選を実施
全員もしくは当選者にGoogle Play ギフトを進呈
▼オンラインでアンケートを実施する場合の流れ
アンケートページのURLを配布するか表示させる
ユーザーがアンケートに回答
抽選形式の場合は回答後に抽選を実施
全員もしくは当選者にGoogle Play ギフトを進呈
ただし、コードタイプでも最低金額が100円からとなるため、数問程度の簡単なアンケートではなく、回答にやや時間がかかるようなアンケートに適しているでしょう。もしくは、簡単なアンケートでも、抽選形式にすることで活用しやすくなるでしょう。
活用のポイント
- 数問で完結する簡易アンケートは、抽選型(インスタントウィン形式)にすると費用対効果が高い
- 10分以上の本格的な調査や会員登録を伴うアンケートでは、全員付与型(100〜500円相当)が効果的
- コードタイプの採用により、住所情報の取得不要・配布自動化が可能
SNSキャンペーンの景品
「フォロー&リポストで3,000円分のGoogle Play ギフトをプレゼント」といったように、SNSキャンペーンの景品としてもGoogle Play ギフトを利用できます。コードタイプなら当選者にDMで即送付でき、オペレーションを完全オンライン化できます。

▼Xでフォロー&リポストキャンペーン(インスタントウィン)を実施する場合の流れ
キャンペーンポストを投稿
ユーザーが公式アカウントのフォローしキャンペーンポストをリポスト
オートリプライで抽選結果を表示
当選者にはDMでGoogle Play ギフトを進呈
このように、コードタイプであれば、当選者にSNSのDM経由で贈ることも可能です。
活用のポイント
- 当選発表を即時化する「インスタントウィン形式」でエンゲージメントを最大化
- 投稿直後の当選報告ポストが拡散を生み、二次波及効果(UGC生成)が高い
- ツール連携で自動抽選・自動送付が可能なため、数万人規模でも人的負荷を抑えられる
友達紹介キャンペーンのインセンティブ
ゲームアプリなどの友達紹介キャンペーンにも、Google Play ギフトを活用できます。友達紹介キャンペーンとは、既存ユーザーに自社のサービスを友人・知人へと紹介してもらい、被紹介者が条件を達成した場合、双方にインセンティブを付与するキャンペーンです。アプリ利用促進・新規獲得の双方に貢献します。

▼友だち紹介キャンペーンを実施する流れ
紹介者が友人・知人にメールやLINEで専用URLや紹介コードを送信
被紹介者が紹介コードを利用して商品購入や会員登録を行うなどの条件を満たす
紹介者と被紹介者双方に特典を付与する
たとえば、ゲームアプリをリリースしたばかりの頃に、プレイヤー数を効果的に増やしたい場合などに効果的です。紹介した人数によって、付与するGoogle Play ギフトの金額を変えるといったこともできます。
活用のポイント
- 紹介達成件数に応じて段階的に付与額を設定(例:1人→300円、5人→1,000円)
- API連携で紹介完了→自動付与までを無人化できる
- 特にAndroidアプリの場合は、Google Play ストアとの相性が高くアプリ内利用の促進につながる
企業がGoogle Play ギフトを利用するメリット
Google Play ギフトは、主にAndroidユーザーをターゲットとするプロモーションやキャンペーンにおいて、コスト効率・運用効率・ユーザー体験の3点で優れた特性を持つギフトです。
ここでは、企業が導入する際に得られる主なメリットを整理します。
- Androidユーザーには魅力的な景品になる可能性がある
- 金額レンジの幅が広く、施策設計が柔軟
- コードタイプなら配送・管理の手間やコストを大幅削減
Androidユーザーには魅力的な景品になる可能性がある
Androidユーザーかつ、Google Play ストアでよくサービスの購入をする人にとっては、Google Play ギフトは非常に役立つため、魅力的に感じられるでしょう。アプリ課金・コンテンツ購入など、ユーザーの行動導線と自然に接続できるため、ターゲット精度が高く、無駄のない訴求が可能です。
また、前述したように、アプリやモバイルコンテンツを扱う企業にとっては、ギフト自体が利用促進のトリガーとなる点も大きな強みです。
金額レンジの幅が広く、施策設計が柔軟
Google Play ギフトは、100円〜5万円と金額の幅が広いという特徴があります。そのため、景品として数千~数万円をプレゼントするほか、100円などの少額をアンケートの謝礼として活用するなど、さまざまなシーンでの活用が可能です。
また、景品表示法(景表法)の上限基準にも対応しやすく、コンプライアンスを守りながら費用対効果を最大化できる点も、企業利用における大きな利点です。
なお、景表法について詳しくお知りになりたい方は以下の記事をご覧ください。
コードタイプなら配送・管理の手間やコストを大幅削減
Google Play ギフトには、カードタイプとコードタイプがあります。現物のカードタイプは梱包して配送したり、在庫管理をしたりする必要があり、その分の人手やコストが必要です。しかし、コードタイプであればメールやSNSを活用して贈れるので、住所を確認する必要がなく、配送や在庫管理の手間やコストがかかりません。
加えて、発行履歴・配布状況の一元管理や再送対応も容易で、個人情報の取得を必要としないため、セキュリティリスクや法務負担の軽減にもつながります。
キャンペーンで“成果につながる設計”をしたいとお考えのご担当者様へ
導入件数50,000件超の実績を持つgiftee for Businessが、豊富な経験をもとに、キャンペーン設計から運用、効果測定までのフレームワークをまとめた「キャンペーンの教科書」をご用意しました。
もし現在、このようなお困りごとがありましたら、ぜひ「キャンペーンの教科書」をお読みください。
・キャンペーンの設計やKPIの立て方が分からず、行き当たりばったりの企画になりがち ・参加したくなるインセンティブやギフトの選び方がわからない
本資料では、各工程で必要な作業をリスト化し、実施にあたってのポイントを整理しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
Google Play ギフトを企業が活用する際の注意点
Google Play ギフトにはさまざまなメリットがある反面、以下のように注意すべき点もあります。
- 使い道が非常に限られる
- キャンペーンに活用するなら景表法に注意が必要
使い道が非常に限られる
Google Play ギフトは、Google Play ストアで何かを購入することがある人にとっては魅力的なギフトであるものの、そうでない人にとってはそこまで魅力的に感じられない可能性が高いでしょう。
たとえば、Androidユーザーであっても、アプリや電子書籍、映画などを購入しない人にとっては使い道が限られます。
また、iPhoneなどのiOS端末では利用できないため、ユーザーの半数程度が対象外になる可能性があります。そのため、キャンペーンをきっかけに自社アプリの利用促進を最大化したいのであれば、同時にApple Gift Cardも用意する必要が出てくるわけです。
キャンペーンに活用するなら景表法に注意が必要
景品を含むキャンペーンを展開する際は、景表法(景品表示法)の規制を理解しておく必要があります。この法律は消費者保護のため、誤解を招く広告や過剰な景品提供を制限しています。
消費者保護の観点から、次のような事態を防ぐ目的があります。
不正確な表示による誤った購買判断(不当表示の禁止)
過大な景品による質の低い商品購入への誘導(過大な景品類の規制)
規制対象かそうでないかは、キャンペーンが「オープン懸賞」か「クローズド懸賞」かで規制の適用が決まります。
たとえば、LINE友だち追加キャンペーンを実施し、参加条件が「公式LINEを友だち追加すること」のみであればオープン懸賞に当てはまるため、景表法の規制対象外です。
対して、商品購入が条件となるマストバイキャンペーンの場合は、クローズド懸賞に当てはまり、景表法の規制対象となります。
▼クローズド懸賞の主な規制
100円未満の取引:最大2,000円までの景品可
100円以上の取引:取引額の20倍まで(上限10万円)
総額の制限:キャンペーン期間中の売上総額の2%以内
クローズド懸賞は「一般懸賞」「共同懸賞」「総付景品」の3種類に分かれ、それぞれ景品の最高額が異なります。Google Playギフトなどを景品として提供する際は、該当するカテゴリーの規制内容を事前に確認しましょう。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事にて、景表法の対象となる懸賞の種類、使用できる景品の金額の上限などについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
キャンペーンで使える!ギフト活用アイデア3選
せっかくギフトを用意するなら、より効果的に活用して成果につなげたいもの。
ここでは、インスタントウィン・マストバイ・来店促進の3パターンに分けて、すぐに取り入れられるキャンペーンアイデアをご紹介します。自社の目的やターゲットに合わせて、ぜひ企画の参考にしてください。
インスタントウィンならSNS拡散&参加率アップが狙える
インスタントウィンとは、抽選結果が参加直後にわかる即時抽選型のキャンペーン手法です。従来の抽選キャンペーンでは結果発表まで待つ必要がありましたが、インスタントウィンでは参加と同時に当選・落選が判明するため、ユーザーの離脱を防ぎやすいという特徴があります。特にSNSキャンペーンとの相性が良く、フォロー&リポストだけで簡単に参加できる設計が人気を集めています。
デジタルギフトをインスタントウィンの景品に活用すると、電子コードとして即座に配布できるため、当選者への発送作業が不要になります。また、少額から高額まで幅広い金額設定が可能なため、参加賞から大当たりまで柔軟な設計ができます。特にゲーム関連のプロモーションでは、当選したギフトを自社サービス内で使ってもらえる可能性もあり、ユーザーエンゲージメントの向上にもつながるでしょう。
こんな場面におすすめ
- SNSで短期間に拡散を狙いたい新商品・サービス告知
- フォロワー数を一気に増やしたいとき
- スピード感のあるキャンペーン運用をしたいとき
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、成功事例や実施のポイントについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
マストバイなら売上アップとリピーター獲得が同時にできる
マストバイキャンペーンとは、商品購入を条件とした販促施策で、レシートやシリアルコードを使って応募する形式が一般的です。商品購入をキャンペーンの参加条件とするため、売上向上に直接貢献できる手法として、多くの企業が採用しています。特に既存商品のリピート購入促進に有効で、商品を購入する度に何度も参加できる、といった設計にすることで、客単価アップも期待できます。
デジタルギフトを活用したマストバイキャンペーンでは、ターゲット層を明確にすることが重要です。 たとえば、ゲーム関連商品やデジタルコンテンツを扱う企業の場合、ターゲットは日常的にスマートフォンでコンテンツを楽しんでいるユーザーです。そのため、スマホで受け取ってすぐ使えるデジタルギフトは購買意欲を強く喚起できます。
また、購入金額に応じてギフトの金額を変動させることで、まとめ買いを促進する設計も可能です。ただし、景品表示法の規制対象にもなり得るため、事前に法的な確認をすることをおすすめします。
こんな場面におすすめ
- 新商品発売時に売上と認知度を同時に伸ばしたいとき
- まとめ買いを促したい季節キャンペーン
- 購買データを活用して効果測定まで行いたいとき
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、具体的な実施手順や成功パターンについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
来店促進ならリピート来店とアプリ活用を後押しできる
来店促進施策は、位置情報を活用したチェックインキャンペーンや来店スタンプラリー、店舗限定クーポンの配布など、デジタル技術を活用した施策が増えています。特に若年層をターゲットとする場合、スマートフォンアプリと連動した仕組みが効果的で、ゲーム要素を取り入れることで楽しみながら来店してもらえます。
特にロイヤリティプログラムを採用している企業やブランドのキャンペーンにはデジタルギフトがおすすめです。たとえば、来店ポイントを貯めてギフトと交換できる仕組みや、店舗でのイベント参加特典として配布することで、継続的な来店を促せます。また、店舗アプリと連携させることで、来店履歴の管理や効果測定も容易になり、PDCAサイクルを回しやすくなるというメリットもあります。
こんな場面におすすめ
- 店舗限定イベントの集客を強化したいとき
- 来店頻度を上げたい常連客向け施策
- 店舗アプリ利用促進と連動したプロモーション
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、最新の来店促進手法や成功事例について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
もらって嬉しいギフトカード選びのポイント
では、その注意点を解決しつつ、より多くのユーザーに喜ばれるためにはどうしたら良いでしょうか。
ちなみに、Google PlayギフトカードはAndroidユーザーには価値がありますが、iPhoneユーザーや利用頻度の低いユーザーには活用しづらいという側面があります。キャンペーンや謝礼に活用する際は、より多くの人に喜ばれるギフトカード選びが重要です。
▼効果的なギフトカード選びのポイント:
ターゲット層の属性(OS利用率、年齢層、利用習慣)を事前に分析し、最適なギフトを選定する
使える店舗数や有効期限を必ず確認し、受け取り手の利便性を優先する
複数人に配布する場合は、選べるタイプのデジタルギフトを活用して満足度を最大化する
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、35種類の人気ギフトカードを「価格」や「利用方法」などさまざまな観点から徹底比較しています。最適なギフトカードを選ぶためのポイントも紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
企業が活用するなら「Google Play ギフトコード」が便利
ここまで、Google Play ギフトについてご紹介してきましたが、Google Play ギフトカードが物理カードである以上、在庫管理・封入・配送・紛失リスクといった運用上の課題を避けることはできません。法人利用を考える場合は、デジタルコード形式の「Google Play ギフトコード」を選ぶと良いでしょう。その理由は、コードタイプの方が以下のような点で優れているためです。
管理がしやすい
コストを抑えられる
キャンペーンの運用がスムーズになる
ギフトコードは、メールやSNS、LINEなどで即時に送付できる形式のため、住所情報を取得することなく配布できます。在庫管理や発送作業が不要となることで、「管理・コスト・スピード」のすべてで効率化が可能です。
数千名規模のキャンペーンや、全国同時開催の販促施策など、スピードと確実性が求められるシーンほどデジタル化の効果は大きくなります。
施策全体を最適化する“デジタルギフト設計”という考え方
Google Play ギフトコードをはじめとするデジタルギフトの強みは、「配送が不要」「発行が早い」といった利便性だけではありません。たとえば、
SNSやLINEを起点とした即時抽選キャンペーン
アンケートやレシート応募と連動したポイント付与
カスタマーサポートにおける迅速なフォローギフト対応
こうしたさまざまな施策において、デジタルギフトならAPI連携などを活用してオンラインで一気通貫、ユーザー体験を損なうことなく、運用側の負担軽減も両立できるでしょう。
さらに、もし「ターゲットが多様」「受け取る人に選ぶ楽しさも感じてもらいたい」 といった要件がある場合には、WAONポイントIDだけでなく、複数のブランドのギフトを受け取った人が自由に選べる「giftee Box」のような仕組みが効果的です。

ギフティが提供するデジタルギフト「giftee Box」では、たとえば1,000円分のギフトカードを送ると、受け取った人が好きなブランドのカフェギフトやアイスクリームギフト、ギフト券などに交換できます。
giftee Boxは、170ブランド・1,000種類以上のギフトから受け取る人が自由に選べるギフティ独自のデジタルギフトです。
Google Play ギフトカードが“アプリ利用を促すギフト”だとすれば、Google Play ギフトコードは“それをデジタル化して拡張した進化形”。そしてgiftee Boxは、受け取った人に好きなものを選んでもらうーーそんな“体験”を提供できるデジタルギフトといえるでしょう。
企業が目指すべきは「何を贈るか」ではなく「どう贈るか」。受け取ったの自由度を広げることで、ギフトは単なるノベルティから、ブランド体験そのものへと変わっていきます。
次章でデジタルギフトサービスを活用した企業の事例を紹介します。
デジタルギフトを活用した企業の事例
デジタルギフトの活用について、よりイメージを深めるために、どのような活用がなされているのかについて見てみましょう。
本章では、弊社ギフティのデジタルギフトやツールをキャンペーンに活用した企業の事例をご紹介します。
14日間毎日参加可能な継続キャンペーンで活用した事例
企業/ブランド名 | Happy Elements株式会社 |
|---|---|
目的 | ・X上でのキャンペーン拡散 ・Xフォロワーのゲームアプリ起動促進 ・ゲーム内のイベント関連性の高いギフトプレゼント |
成果 | ・期間中合計で約60万リポストを達成 ・1日の最高リポスト数は7.3万リポスト ・ゲームアプリ内から約19万ユーザーが抽選に参加 ・ゲーム内のイベントに関連したギフトでユーザー満足度向上 |
Happy Elements株式会社様では、人気ゲーム「あんさんぶるスターズ!!」にて、ユーザーが14日間毎日参加できる継続型Xキャンペーンを実施されました。
キャンペーンは2段階構成で展開されました。第一弾(8月1日~7日)では「あんさんぶるスターズ!!【公式】」のXアカウントをフォローし、対象ポストをリポストすることで抽選に参加できるようにし、当選者には選べるギフトコード500円分をプレゼントしました。
一方、第二弾(8月8日~14日)では、ゲームアプリ内からの参加を条件とし、当選者には選べるギフトコードまたはミニストップの「ハロハロ果実氷メロン」をプレゼントしました。
いずれの施策もその場でギフトが当たるインスタントウィン形式を採用。これにより、当選者の「当選報告ポスト」が多数投稿され、キャンペーンのさらなる拡散につながりました。また、抽選参加URLをゲームアプリ内に設置したことで、ユーザーのアプリ起動を促し、既存ユーザーのリテンション向上にもつながりました。
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オリジナルeGiftカードでゲームキャラクターを活用した事例
企業/ブランド名 | 株式会社Craft Egg |
|---|---|
目的 | ・Xフォロワーに向けた「RAISE A SUILEN」アプリ内登場の認知拡大 ・ゲームアプリ起動促進 ・オリジナルデザインのグッズをプレゼントすることによる話題性 |
成果 | ・リポスト数は約5.7万、投稿には2.6万いいねがつき、大きな反響を得られた ・ポストには900件以上のリプライがつくなどユーザーから好評だった ・オリジナルeGiftカードで特別感のあるプレゼントを実現 |
株式会社Craft Egg様では、人気リズム&アドベンチャーゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」にて、新バンド「RAISE A SUILEN」メンバーのアプリ内登場を記念したXキャンペーンを実施されました。
以前から「ユーザーにオリジナリティのあるものを贈りたい」と思われていたそうですが、制作工数の面から実現が難しい状況が続いていたそうです。そこで今回、ゲーム内の新バンド「RAISE A SUILEN」のメンバーをデザインしたオリジナルのgiftee eGiftカードを制作し、抽選で20名様にプレゼントするキャンペーンを実施しました。
参加条件は、公式Xアカウントをフォローし、対象ポストをリポストすること。当選者には郵送でオリジナルデザインのeGiftカードが届けられました。カードに記載された二次元コードをスマートフォンなどで読み取ると、専用の受け取りページにアクセスでき、App Store & iTunes ギフトカード(現Apple Gift Card)またはGoogle Play ギフトコードのいずれかを選んで受け取ることができる仕組みでした。
特徴的なのは、オリジナルeGiftカードの制作により、デジタルギフトの利便性とオリジナルグッズとしての特別感を両立させた点です。カード自体が記念品として保存できるため、ファンにとって価値の高いアイテムとなりました。
この施策により、リポスト数約5.7万、いいね数2.6万という大きな反響を獲得し、900件以上のリプライでは「欲しい!」や「当たって!」などのコメントが寄せられ、ユーザーから高い評価を得られました。
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「実質0円」をうたった話題化キャッシュバック施策で活用した事例
企業/ブランド名 | ペプシコーラ |
|---|---|
目的 | ・購買促進 ・「実質タダ」をうたうことでの話題化 |
成果 | ・運用負荷を削減し、その分をユーザーへギフトとして還元することをが実現 ・地域や年齢なども問わない「使い勝手がよく誰にでも喜ばれるキャッシュバック」を実現 ・多様なユーザーニーズに対応したキャンペーンを実施 |
本事例では、対象商品の購買促進と話題化を目的として、「実質0円」を打ち出したキャッシュバック施策を実施されました。
キャンペーンでは、対象商品を購入後、商品に添付された二次元コードを読み取ることで「えらべるPay」がもらえる仕組みを採用。「80円分が必ずもらえるキャンペーン」や「140円分が抽選でもらえるキャンペーン」など、複数の施策パターンで展開されました。
特徴的なのは、「えらべるPay」の採用により実現した柔軟性です。受け取ったユーザーは、Apple Gift Card・Google Play ギフトコード・PayPayポイント・Amazonギフトカード・QUOカードPayの5つのブランドから自由に選択できるため、多様なユーザーニーズに対応することができました。
また、10円単位での細かい金額設定が可能なため、商品売価や景品表示法の観点から必要となる施策ごとの金額調整にも柔軟に対応できました。
運用面では、応募から抽選、ギフト配布まで自動化することで運用負荷を大幅に削減し、その分をユーザーへのギフト還元に充てることが可能となりました。地域や年齢を問わず使い勝手の良い「現金に近いインセンティブ」として、効果的なキャッシュバック施策を実現しました。
▼この事例の詳細はこちら
あわせて検討したいその他のギフトカード
QUOカードPay
QUOカードPayは、スマートフォンで簡単に使えるデジタルギフトとして、幅広い年齢層から支持を集めています。専用アプリのダウンロードが不要で、送られてきたURLをタップするだけで残高を確認・利用できる手軽さが最大の特徴です。
法人利用においては、キャンペーンの景品や従業員への報奨として活用されることが多く、特にデジタルに不慣れな層も含めた幅広いターゲットに対応できる点が評価されています。また、有効期限が3年間と長く、少額から高額まで1円単位で金額設定が可能なため、予算に応じた柔軟な施策設計ができます。二次元コードでの決済という身近な支払い方法であることから、初めての人でも抵抗なく利用してもらえるでしょう。
特徴とメリット
- アプリ不要でURLだけで使える簡便性により、デジタルギフトの利用ハードルを大幅に下げられる
- コンビニを中心とした生活に密着した店舗で使えるため、実用性が高く喜ばれやすい
- 残高の合算や分割利用が可能で、複数回のキャンペーンでも無駄なく活用してもらえる
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、法人での活用方法や導入事例について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
JCBプレモカード
JCBプレモカードは、国内最大級の加盟店ネットワークを持つJCBが提供するチャージ式プリペイドカードです。全国70万店舗以上のJCB PREMO加盟店で利用でき、オンラインショッピングから実店舗まで幅広いシーンで活用できます。
ビジネスシーンでは、販促キャンペーンの特典や株主優待、福利厚生の一環として導入する企業が増えています。金額は最大2万円まで、有効期限は5年間と長期間利用できます。
特徴とメリット
- JCBの信頼性と広範な加盟店ネットワークにより、ほぼすべての生活シーンで利用可能
- 利用履歴の確認やカード再発行などのサポート体制が充実し、トラブル時も安心
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、企業での導入メリットや活用事例について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
ユニクロギフトカード
ユニクロギフトカードは、国内外で展開するファストファッションブランド「ユニクロ」と姉妹ブランド「GU」で使える専用ギフトカードです。実用的な衣料品の購入に使えることから、性別や年齢を問わず幅広い層に喜ばれるギフトとして人気があります。オンラインストアと実店舗の両方で利用でき、シーズンごとの新商品購入やまとめ買いなど、受け取った人が自由に使い方を選べる点が特徴です。
企業においては、従業員への福利厚生や顧客向けキャンペーンの景品として効果的です。特に、ファミリー層をターゲットとする企業では、実用性の高さから高い満足度を得られる傾向があります。金額は3,000円、5,000円、10,000円の3種類、eGift Cardなら追加で1,000円の4種類から選べ、カード型とデジタル型の両方に対応しているため、配布方法に応じた選択が可能です。
特徴とメリット
- 日常的に必要な衣料品に使えるため、無駄になりにくく確実に活用してもらえる
- 全国約800店舗とオンラインストアで利用可能で、地域を問わず配布できる
- シンプルでスタイリッシュなデザインで、ビジネスギフトとしても違和感がない
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にて、法人での導入事例や効果的な活用方法について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
Google Play ギフトカードに関するよくある質問
Q.Google Play ギフトカードのコードが使えません。どうすればよいですか?
Google Play ギフトカードのコードを入力しても「コードをご利用いただけません」などと表示されることがあります。その場合、以下の手順で対処しましょう。
1.入力ミスがないか確認
コードを正確に入力できているか、再確認してみてください。特に、大文字・小文字の違いや、数字・アルファベットの入力ミスが発生しやすいので注意しましょう。
2.レジでの処理が完了しているか確認
Google Play ギフトカードはレジで有効化(アクティベート)されないと使用できません。店舗での処理が完了していない可能性があるため、購入したお店に問い合わせて確認しましょう。
3.Google Play サポートに問い合わせ
購入店舗での有効化が正しく行われているにもかかわらず、コードが使えない場合はGoogle Play サポートに相談してみましょう。その前にGoogle Play ギフトカードの問題解決ページでエラーメッセージを確認し、対処法を探すのもおすすめです。
Q.Google Play ギフトカードはコンビニの支払いに使えますか?
残念ながら使えません。Google Play ギフトカードはGoogle Play ストア内のコンテンツ購入にのみ利用できます。
Q.Google Play ギフトカードは現金化できますか?
現金化はできません。転売や換金は規約違反となるため注意してください。企業キャンペーンでの景品提供時には、「現金への交換はできません」と明記しておくことが望ましいです。
Q.Google Play ギフトカードに有効期限はありますか?
有効期限はありません。
Q.Google Play ギフトカードでおつりは出ますか?
おつりは出ませんが、残高は繰り越されます。
Q.Google Play ギフトカードの金額が足りない場合、他の支払い方法と併用できますか?
Google Play ギフトカードの残高が不足している場合、以下の支払い方法と組み合わせて決済できます。
クレジットカード/デビットカード
キャリア決済(携帯料金と合算払い)
PayPal(対応している地域のみ)
ちなみに、Google Play ギフトカードの残高が優先的に消費され、足りない分は他の支払い方法で補えます。
Googleプレイカードのまとめ
本記事では、Google Playギフトカードの概要や活用例などについて解説しました。
Google Play ギフトは、Androidユーザーに対して高い訴求力を持つギフトであり、デジタル施策との親和性も非常に高いツールです。特に、コードタイプを活用することで、配送や在庫管理といった煩雑な業務を削減しながら、スピード感のあるキャンペーン運用を実現できます。
一方で、利用対象がAndroidユーザーに限定される点や、景表法などの法的規制を考慮する必要がある点には注意が必要です。キャンペーン設計時には、OS比率や参加条件を事前に整理し、必要に応じて他のギフトカードや「選べるデジタルギフト」を組み合わせることで、より多様なターゲットへのリーチが可能になります。
たとえば、giftee Boxのように複数ブランドから選べる形式を採用すれば、Google Play ギフトの利便性を活かしながら、iPhoneユーザーを含む幅広い層に対応できます。
このように、ギフトを「配る」だけでなく、「体験として設計する」ことで、キャンペーン全体の成果を最大化できるでしょう。
すべてのユーザーに合うギフトなら「えらべるPay」
デジタルのギフトカードは、すぐに受け取れてすぐに使える利便性が魅力。中でも、ユーザー自身が使いたいサービスや店舗を選べるタイプのギフトカードは、満足度が高く、エンゲージメントの向上にもつながります。
gittee for Businessが提供する「えらべるPay」は、さまざまなキャッシュレス決済サービスのポイントを自由にえらべるデジタルギフトです。受け取る人の好みに左右されることがなく、どんなターゲットにも対応しやすいのが特長です。
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