デジタルギフトの種類、完全ガイド|BtoB企業が知っておくと良い「商品交換型」と「ポイント型」の違い

デジタルギフトの導入を検討する際に、最初に多くの担当者が直面するのが「種類が多すぎて、何を選べばよいのかわからない」という壁です。
まず、デジタルギフトは大きく分けて「商品交換型」と「ポイント型」の2種類があり、それぞれに異なる特徴と適した活用シーンがあります。この違いを理解することで、目的に合わせたギフトを効率的に選択できるようになります。
本記事では、デジタルギフトの2つの基本タイプとその特徴を整理した上で、BtoB領域で活用する際の選び方や判断基準を解説します。自社の課題や目的に合わせて、最適なデジタルギフトを見極めるためのヒントとして、ぜひご活用ください。
デジタルギフトの2つの基本タイプと特徴
デジタルギフトをインセンティブとして効果的に活用するためには、まず基本的な種類の違いを理解することが欠かせません。
デジタルギフトには「商品交換型」と「ポイント型」の2種類があり、それぞれに特徴と適した活用シーンがあります。
どちらのタイプにも共通して、従来の物理ギフトに比べて配送費・在庫管理・人件費といったコスト削減が可能であり、即時配布できるという大きなメリットがあります。
一方で、受け取る側の体験や運用のしやすさには違いがあるため、自社の目的や運用方針に合わせて最適なタイプを選ぶことが重要です。
「商品交換型」のデジタルギフト
商品交換型は、特定の商品やサービスと直接交換できるタイプです。
つまり、受け取った相手は贈り手が事前に選んだギフトをそのまま受け取ることができます。
メリットは、贈るアイテムが明確であり、受け取る側がすぐに利用できる点です。
ただし、基本的に受け取り手が自由に選べるわけではないため、贈る側が相手の好みやニーズをきちんと把握しておくことが重要になります。
また、利用するサービスがどれだけ豊富なギフトラインナップを持っているかも大切なポイントです。
たとえばgiftee for Businessでは、日常的に使える実用品、気軽に楽しめるデジタルコンテンツ、特別感のある体験型ギフトなど、1,000種類以上を取り揃えています。このように、ラインナップの多いサービスを選ぶと良いでしょう。
贈る相手が“選べる”から、本当に喜ばれる! 「giftee Box」という新しいギフトの“かたち”
「相手が本当に喜んでくれるものを贈りたい」――
そう考えて、さまざまな金券や商品券、ギフトカードを贈ろうとされている方も多いはず。ただ、金券や商品券、ギフトカードは利用できる店舗が限られており、相手の居住地や好みによっては使いにくいこともあります。興味のないジャンルだった場合は、せっかく贈っても使ってもらえないことすらあるかもしれません。
そんなもどかしさを解消するのが「giftee Box」です。
「giftee Box」なら、有名カフェチェーンやファミレス、コンビニで使えるギフトから、キャッシュレス決済サービスのポイントまで1,000種類以上の中から、受け取った人が好きなものを選べ、すぐ使えます。
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「ポイント型」のデジタルギフト
ポイント型デジタルギフトは、現金に近い価値を持ち、自由に使える「デジタル通貨」のような存在です。受け取った人は、そのポイントを使って商品・サービスの購入や、特定の目的に使用できます。
各種電子モール券
代表的なものに、Amazonで買い物ができるAmazonギフトカード、Google Playのゲーム・アプリ・デジタルコンテンツに利用できるGoogle Play ギフトカード、Apple製品やApp Storeで使えるApple Gift Cardなどがあります。
こうした電子モール券の大きな魅力は、利用できる範囲の広さと、受け取った人が自由に商品やサービスを選べる高い汎用性です。
特にオンラインショッピングを日常的に利用している層にとっては、非常に利便性の高い選択肢といえるでしょう。
各種ポイント・電子マネー
「PayPay」や「dポイント」「楽天ポイント」「Pontaポイント」など、特定の店舗やサービス内で使えるポイントも、デジタルギフトで贈れます。ユーザーが普段から使い慣れたポイントであれば、使用率が高く、無駄になりにくいのが特徴です。
ポイント型の魅力は、自由度の高さです。商品交換型のように、あらかじめ決められた商品群に縛られることなく、本当に必要なものに使える柔軟さがあります。
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えらべるPayは、Amazonギフトカードや楽天ポイント、PayPayポイントなど、複数の人気サービスの中から、ユーザー自身が好きなものを選んで使えるデジタルギフトです。金券と異なり、在庫管理や封入・発送といった手間やコストが不要。ご担当者さまの業務負担を大幅に削減できます。
さらに、えらべるPayは最小50円から金額設計が可能。そのため、
・「限られた予算で、できるだけ多くのリーチを獲得したい」 ・「継続的に購入を促す、リピート施策を展開したい」
といったニーズにも柔軟に対応できます。
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デジタルギフト選定の3つの重要ポイント
デジタルギフトを導入する際には、実際に運用を始めたあとの流れも視野に入れておく必要があります。
想定外のトラブルが発生しないよう、コスト効率性・運用のしやすさ・受け取る側の満足度の3つをバランスよく検討することが大切です。
この3つは相互に影響し合うため、どれか1つに偏ると、別の要素に支障が出る可能性もあります。デジタルギフトをインセンティブとして選ぶ際には、全体のバランスを意識して判断しましょう。
1. コスト効率性
コスト効率を見極めるには、ギフト単価だけでなく「導入費用・運用コスト・ROI(投資収益率)」まで含めて考える必要があります。
導入費用
初期設定費用やシステム連携費用、管理画面の利用料などがかかる場合があります。
多くのサービスでは、ギフトのみの納品であれば月額固定費が不要なことも多いですが、キャンペーンシステムなども併用する場合は追加費用が発生することがあります。
また、既存のCRMやマーケティングツールと連携する場合は、技術対応費用の確認も必要です。
運用コスト
物理的なギフトと異なり、配送費・在庫管理費・人件費などは大幅に削減できます。ただし、配布や管理のための人的コストはゼロにはなりません。
とはいえ、URL送付で完結できる場合は、作業工数を大幅に減らせるため、中長期的な効率向上につながります。
ROI(投資収益率)
ROI(投資収益率)を把握するには、かけたコストに対してどれだけの成果が得られたかを数値で把握することが重要です。デジタルギフトでは、顧客獲得コスト(CPA)の改善、リピート率やブランド認知度、従業員満足度の向上など、効果が数字で可視化しやすいのが特徴です。
特に、従来の物理的ギフトに比べると配送コストを大幅に抑えられるためコスト効率が向上します。さらに、即時性による参加率の向上も加われば、より高いROIを実現できる可能性があります。
2. 運用のしやすさ
実際に業務で扱う担当者にとって、操作しやすいかどうかは日々の効率に直結します。導入前に、使いやすさにも着目しておくと安心です。
管理機能
配布状況や未使用ギフトの確認、有効期限の管理などを一括で行えるダッシュボードが用意されているかを確認。
リアルタイムで使用状況を把握できる管理画面があれば、効果測定や次回施策の改善にも活用できます。
CSV一括ダウンロードやメール・SMS配信機能があると、大量配布時にもスムーズに対応できます。
配布方法
メール、二次元コード、SMSなど、複数の配布手段が用意されているのが理想的です。個人情報を取得せずに配布できる二次元コードやURLの付与は、プライバシー保護の面でも安心で、BtoB施策に向いています。 アプリのインストールや会員登録なしで、届いたURLを開くだけでギフトを受け取れる仕組みは、受け取る側にとってもストレスが少なく、高い満足度につながります。
レポート
配布数・使用率・使用タイミングといった基本情報に加え、受け取った人の行動や効果測定に役立つ詳細レポートが備わっているかも重要です。これにより、施策の成果を数字で把握し、ROIの算出や次回施策の改善点を明確化できます。
レポート機能を活用することで、継続的な運用の質を高められます。
3. 受け取る側の満足度
最終的にデジタルギフトの良し悪しを決めるのは、受け取った人が「もらってよかった」と感じるかどうかで決まります。満足度は、導入の成果を大きく左右する要素です。
交換先の豊富さ
Amazon や各種コンビニ、有名カフェチェーンなど、全国で利用できる選択肢が多いほど喜ばれます。 日常的に利用しやすいECサイト、カフェ、ドラッグストア、ファストフードなどが揃っているかを確認しましょう。
例:giftee for Businessは1,000種類以上のラインナップを用意。選択肢の多さは満足度に直結します。
利便性
ギフトの受け取りから利用まで何ステップ必要か、スマートフォンでの操作のしやすさ、有効期限の長さ(例:90日以上)など、受け取った人が「便利である」と感じられることも重要です。
年齢層やデジタル機器の扱いやすさを考慮し、できるだけシンプルに使えるものを選ぶことで、利用率と満足度の両方を高められます。
なお、デジタルギフトの納品までのステップなどについては、こちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ|この記事で伝えたかったこと
デジタルギフトの導入を検討するBtoB企業にとって重要なのは、まず基本となる2つのタイプの違いを理解することです。
商品交換型は、あらかじめ用意された商品との交換できる形式です。
一方で、ポイント型は幅広い用途に対応できる柔軟さがあり、自由度の高い使い方が可能です。
どちらも従来の物理的ギフトと比べて、コスト削減や業務効率化が期待できますが、活用する場面や、受け取る側が体験する価値には大きな違いがあります。
効果的に導入するためには、次の3つの観点から総合的に判断することが欠かせません。
コスト効率性(導入費用・運用コスト・ROI)
運用の簡便性(管理機能・配布方法・レポート)
受け取り側の満足度(交換先の豊富さ・利便性)
これらの要素を、自社の課題や目的と照らし合わせながら検討することで、最適なデジタルギフトの種類の選定につながります。
ぜひ本記事の内容を、デジタルギフトの導入計画にお役立てください。