気持ちが伝わる産休プレゼント12選|相場・マナーもあわせて解説

産休祝いとは、企業勤めの方が産休に入る際に贈るギフトのことです。贈る相手は、同じ部署の同僚や上司などの個人に限らず、人事部などが組織として贈るケースもあります。本記事では、組織として人事や総務担当の方がギフトを選ぶ場合を前提にご説明します。
産休に入った従業員が必ずしも職場に復帰するとは限らず、そのまま退職するケースも珍しくありません。そのため、職場への愛着や帰属意識を高めることが重要になりますが、産休祝いは、企業から従業員への思いやりを示す絶好の機会であり、職場への愛着を深めるきっかけにもなります。
ただし、単にギフトを贈ればよいわけではありません。大切なのは「自分のことを考えて選んでくれた」と感じてもらえることです。また、贈るべきではないものもあるため、事前に把握しておくことが重要です。本記事では、産休祝いのマナーやおすすめのギフトを詳しくご紹介します。
産休のプレゼントにお悩みの担当者様へ
・金一封や百貨店の商品券・カタログギフトを贈っているが、本当に喜ばれているのか不安 ・従業員は基本リモート勤務で記念品の郵送が負担になっており、もっと手軽に贈りたい ・受け取った人に「またこの会社に復帰したい」と感じてもらえる記念品を贈りたい
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産休祝いを贈るメリット
産休祝いは、妊娠中の女性が産前休暇に入る際に贈るギフトのことです。そして、産休に入る女性社員に対し、産休祝いを贈るメリットとして、以下の三つが挙げられます。
産休に入る従業員の不安感を軽減できる
休暇中も関係構築ができる
企業のレピュテーション向上につながる
では、これらのメリットについて解説します。
産休に入る従業員の不安感を軽減できる
産休祝いは、産休に入る従業員を労い、会社への貢献に対する感謝や「自分をいたわりながら出産に向けてゆっくり過ごしてください」という配慮を示せます。
産休に入る際、「自分の都合で長期間休むことで迷惑をかけてしまう」と感じる従業員もいるかもしれません。そんな時に産休ギフトを贈ることで、職場からの温かい気持ちが伝わり、不安を和らげる助けとなることもあります。
休暇中も関係構築ができる
会社に戻ってきてもらうために良好な関係を継続したいと思っても、産休は長く、その後育児休暇に入るケースがほとんどであるため、その間に関係構築のためのコミュニケーションを取ることが困難です。
そこで、産休祝いを贈れば、ギフトを通して会社のことを思い出してもらえるでしょう。結果として、関係構築につながる可能性があります。
また、ギフトを通じて産休に入る従業員の家族からの企業イメージが上がれば、家族の理解や協力を得やすくなり、よりスムーズな職場復帰につながる可能性もあるでしょう。
企業のレピュテーション向上につながる
産休祝いを通じてギフトを贈ることで、従業員に「この会社は、安心して出産・育児に臨める環境づくりに取り組んでいる」と感じてもらえます。 これにより、女性の活躍推進にもつながるでしょう。
また、産休を取る社員のチームメンバーにもギフトを贈ることで、産休取得への理解が深まり、職場のコミュニケーションが円滑になる効果も期待できます。さらに、男性社員にも産休祝いを提供することで、育児休暇の取得を促進し、ジェンダーバランスの改善にも貢献できます。
こうした取り組みは、社外における企業のレピュテーション向上にもつながります。たとえば、ダイバーシティを重視する企業として認知されることで、企業イメージの向上が期待できるでしょう。
産休祝いに関して覚えておきたいマナー
産休祝いを贈る際には、マナーとして次のことを理解しておきましょう。
産休祝いの予算相場
産休祝いの選び方
産休祝いとして贈るべきではないもの
ギフトを贈る相手が「妊婦さん」であることから、通常のギフトとはマナーが異なります。では、順に見ていきましょう。
産休祝いの予算相場
相場を把握し、安すぎず高すぎないギフトを贈ることは、非常に大切なマナーといえます。
一般的に、会社から従業員への出産祝いの相場は10,000円~20,000円程度とされています。この金額レンジ内であれば問題ありませんが、社内の慶弔規定や、従業員の役職・勤続年数によって変動する可能性があるため、事前に社内ルールを確認しておくことが重要です。
また、役職や勤続年数に対して高額すぎる贈り物は、相手に負担をかけてしまう可能性があるため、その点も考慮する必要があります。
産休祝いの選び方
産休祝いには、従業員の心身を労わりつつ、会社とのつながりを維持する大切な役割があります。そのため、産休に入る従業員の立場に立って、使いやすく負担にならないものを選ぶことが重要です。
特に、妊婦であることを考慮したものを選ぶことで、「自分のことを考えてくれている」と感じてもらいやすくなります。そのため、産休中に出産に備えてゆっくりと体を労わってもらえるよう、スキンケア商品やバスグッドなどから選ぶとよいでしょう。
【注意!】産休祝いとして贈るべきではないもの
一方で、相手が好きなものや、出産への期待を込めて選んだものでも、出産を控えた妊婦さんには贈るべきではないギフトがあります。贈るべきではないものをしっかりと理解したうえで、産休ギフトを選びましょう。
【ベビー用品】
出産には、予期せぬ事態が起こることもあります。そのため、産休に入る時点でベビー用品を贈ることはマナー違反です。
出産祝いであっても、生まれたばかりの赤ちゃんに万が一のことがあった場合を考慮し、産後すぐに贈ることはマナー違反とされているため、産休祝いとしてはなおさらです。
また、出産に対してプレッシャーを与えてしまう可能性もあるので、ベビー用品を贈ることは避けましょう。
【安産祈願のお守りやお札】
お守りやお札は「必ず元気な子を産んでね!」という気持ちが濃く込められているように感じられるため、出産に対してプレッシャーを与えてしまいます。また、出産は予測不可能な面があるため、安産を強調することは配慮に欠けるため、マナー違反といえるでしょう。
【日持ちしない食べ物・飲み物】
妊娠中は、体調が不安定で思うように食べられない日もある可能性があります。そのため、早く消費しなければならない飲食物は、相手の負担になる可能性があるので避けましょう。
お菓子などを贈りたい場合は、妊婦の体を労わりつつ日持ちするものを選ぶのがおすすめです。
【妊婦が摂取すべきではないもの】
産休に入る従業員が普段好んでいるものであっても、妊娠中は避けるべきものは、贈るべきではないでしょう。たとえば、以下のようなものです。
アルコール類
生もの
カフェインが含まれる飲み物
脂っこいもの
辛い物
このようなものは赤ちゃんにとって害があるため、避けてください。
【香りが強いもの】
妊娠中は、普段平気だったり好んでいたりする香りでも、不快になってしまうことがあります。においによって具合が悪くなってしまう可能性もあるため、香りが強いギフトは避けましょう。
【妊婦が避けるべき精油を使用したもの】
妊婦は避けるべき精油もあるので注意しましょう。たとえば、以下のような精油です。
ラベンダー
ジャスミン
カモミール
ペパーミント
ローズマリー
セージ
ゼラニウム
フェンネル など
これらには、子宮収縮作用やホルモンバランスへの影響など、予期せぬ事態を引き起こす可能性があります。ほかにも避けるべき精油はあるので、アロマ系のギフトを贈りたい場合は、必ず妊婦にとって安全かを確認してから贈りましょう。
産休のプレゼントにお悩みの担当者様へ
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上記のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ「従業員向けギフトソリューション紹介資料」をお読みください。
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産休祝いにおすすめのギフト
ここから、産休祝いとして喜ばれやすいギフトをご紹介します。
主に、以下のようなギフトがおすすめです。
スキンケアアイテム
体に優しい飲食物
リラックスアイテム
では、具体的なギフト例とともに、なぜこれらが喜ばれやすいのかについて解説します。
スキンケアアイテム
妊娠中は、赤ちゃんの成長のために水分が優先的に使われ、母体の肌への水分供給が減少します。また、女性ホルモンの増加により毛細血管が拡張し、肌からの蒸発する水分量が増加します。このような状態であるため、肌トラブルが起きやすいのです。
そのため、スキンケアアイテムを贈れば、喜ばれやすいでしょう。たとえば、
ハンドクリーム
ボディクリーム
マタニティクリーム
などがおすすめです。
産休に入る頃には、臨月間近や臨月に入った頃のため、お腹もかなり大きくなっています。そのため、妊娠線の予防に使えるマタニティクリームも喜ばれるでしょう。
ギフト例
【ピュアマテリエ/ピュアマーククリーム】

引用:ピュアマテリエ公式サイト
ピュアマーククリームは、妊娠中から産後まで使えるマタニティ集中ケアクリームです。無香料でにおいを気にする必要がなく、クリームが肌にうるおいと弾力を与えてくれます。
【CIBONE/uka hair oil mist Girls on the beach】

引用:CIBONE公式サイト
uka hair oil mist Girls on the beachは、バニラにミントを効かせた南国風の香りが特徴のヘアオイルミストです。アサイーやモリンガ、アルガンなど植物由来のオイルとアミノ酸成分が毛先のダメージを補修してくれます。
【MammaBaby/SANITIZING MIST SPRAY】
100%天然由来成分の除菌ミストスプレー。おしゃぶり・おもちゃ・マスク・野菜・ベビーカー・衣類や食卓など、暮らしのあらゆるシーンでお使いいただけます。
【ロクシタン/シアハンドクリーム】

引用:ロクシタン公式サイト
女性へのギフトの定番ともいえるロクシタンのハンドクリームは、産休ギフトとしてもおすすめです。保湿成分である「シア」が、乾燥した手をしっかりと保湿してくれます。
【LA ROCHE POSAY/フェイス&ボディバーム】
顔から体まで1本でケアできる、敏感肌用のバームです。赤ちゃんから大人まで使用できるため、肌トラブルが起きやすい妊婦さんも安心して使えます。
体に優しい飲食物
手元に残るものではありませんが、産休中のリラックスタイムに楽しんでもらうために、飲み物やお菓子などを贈るのもおすすめです。妊婦さんでも、安心して摂取できるようなものを選びましょう。
たとえば、以下のようなものです。
ノンカフェインティー・コーヒー
スープセット
ヘルシースイーツ
妊娠前にコーヒーをよく飲んでいたのであれば、カフェインレスコーヒーを選ぶなど、相手の味覚の好みに合わせて贈りましょう。
ギフト例
【紅茶の国のアリス/カフェインレス紅茶】
不思議の国のアリスをイメージしたパッケージが可愛い、カフェインレス紅茶のセットです。ティーバッグが選べるため、相手の好みに合わせて贈れます。
【山燕庵/糀発酵玄米「玄米がユメヲミタ」】

引用:山燕庵公式サイト
玄米と米こうじのみで作られた、ノンアルコールの玄米甘酒です。甘くて香ばしく、ほかの飲み物で割って楽しむこともできます。玄米の栄養がさらに吸収しやすくなっているため、栄養補給にもなる飲み物です。
【MON MARCHE/スープギフトセット】
お腹が大きいから体が重くて疲れる……そんな時のお昼ご飯などにあると嬉しいスープセットです。和風・洋風15種類のスープから選べます。カロリーが低く、妊娠中の体重増加を気にしている妊婦さんにもおすすめです。
【やさしいひとくち/ノンフライスナック】
お腹のことを考えて、お菓子は控えているという妊婦さんでも安心して食べられる、ノンフライスナックです。チーズ・カカオ・トリュフの三つの味が楽しめます。日本マタニティフード協会の認定など、妊婦向け食品の認証マークを取得しているため、産休ギフトのお菓子として最適です。
リラックスアイテム
産後は子育てで忙しくなるため、出産前にリラックスできる時間を楽しんでもらえるアイテムを贈るのもおすすめです。
たとえば、以下のようなものです。
入浴剤
ブランケット
ルームソックス
ただし、入浴剤は通年ギフトとして贈れるものの、ブランケットやルームソックスは寒い時期に贈る場合に適しています。時期に合わせてリラックスアイテムを選びましょう。
ギフト例
【CLAYD/クレイ入浴剤】

引用:CLAYD公式サイト
100%天然クレイの入浴剤です。水にとけたクレイがフィルムのような薄い膜をつくり、肌のうるおいを守ってくれます。体をしっかりと温める効果もあるため、特別なバスタイムを楽しんでもらえるでしょう。
【タオルショップ ブルーム/ブランケット】
シンプルで暖かいブランケットは、寒い時期の産休ギフトとしておすすめです。産後も長く使えます。名入れ刺繍があることで、「自分のために選んでくれた」と感じてもらいやすいでしょう。
【gelato pique/着圧ソックス】
女性に人気のルームウェアブランド、ジェラートピケの着圧ソックスです。産前・産後の方に心地いいベビモコ素材(※)で作られています。産前・産後はむくみやすいため、着圧ソックスは重宝してもらえるでしょう。また、足底には滑り止めが付いているため、転倒の心配もありません。
※ジェラートピケが開発した特殊なニット素材
本当に喜ばれる産休祝いとは?
産休祝いとしてのギフトは、スキンケアやリラックスアイテムが定番でありますが、人の好みはさまざまです。「頭を悩ませてギフトを選んだのに、相手の好みとずれてしまっていた……」なんてこともあるでしょう。
では、受け取り手が好きな物と交換できるギフトとは?そう考えると、まず思い浮かぶのはカタログギフトや商品券かもしれません。しかし、カタログギフトは選べるアイテム数が限られ、商品券も種類によっては利用できる店舗が限定的だったりします。
そこでおすすめなのが「デジタルギフト」です。デジタルギフトサービスの中には、1,000以上のブランドから選べるものもあり、利便性が高く、産休に入る方のライフスタイルに合わせて自由に使えるのが特徴です。たとえば、産休祝いにおすすめのデジタルギフトとして以下のようなものがあります。
電子マネーやポイント...赤ちゃん用品や育児グッズの購入に活用できる
カフェチケット...育児の合間にリラックスできる時間を提供
体験ギフト...産後のリフレッシュや育児支援サービスを選べる
特に、会社から産休祝いを贈る場合、一人ひとりの状況に合わせたギフト選びは難しいものです。その点、選べる形式のデジタルギフトであれば、育児の負担を少しでも軽減できるアイテムを幅広い選択肢の中から自由に選べるため、実用性が高く、贈る側にとっても便利な選択肢となるでしょう。

ギフティの「giftee Box」では、たとえば1,000円分のギフトカードを送ると、受け取った人が好きなブランドのカフェギフトやアイスクリームギフト、ギフト券などに交換できます。
まとめ
本記事では、組織として人事や総務担当の方が産休取得者に向けた産休祝いを選ぶ際のマナーやおすすめギフトを紹介しました。
出産祝いは現物のギフトを用意するケースが多いものの、人の好みに合わせたギフト選びは難しいものです。カタログギフトや商品券という選択肢もありますが、カタログギフトは選べるアイテム数が限られ、商品券も種類によっては利用できる店舗が限定的だったりします。
そこで、贈った相手に好きなものを選んでもらえるデジタルギフトなら、選ぶ選択肢も幅広く、結果、どのような相手にも喜んでもらいやすいため、おすすめです。特に、相手の好みが分からない場合や、企業から産休祝いを贈る場合は、デジタルギフトを検討してみてはいかがでしょうか。