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2025/08/25

ギフトマーケティングとは?基本概念や施策の流れをわかりやすく解説

ギフトマーケティングとは?_KV

デジタルギフトの登場により、インセンティブ施策として、高額な「モノ」を景品として配送する時代から、少額なデジタルギフトを大量に贈れる時代となりました。しかし、やみくもにギフトを配って一時的に新規顧客の獲得ができたとしても、顧客のエンゲージメントまでを高めることはできません。顧客から他社と差別化してもらうには、「ギフトマーケティング」の考え方を知る必要があります。

今回はギフトマーケティングの概要をおさらいしつつ、これからの時代に適したギフトや今後の展望を解説します。

ギフトマーケティングとは

ギフトマーケティングとは

ギフトマーケティングとは、顧客に最適なギフト体験を提供して、顧客とのつながりを育む考え方です。オンラインでのマーケティング手法が多様化した近年、顧客と接点を持つことは以前と比べて容易になりました。

しかし、やみくもに接点を持つだけでは購入や成約へ結びつけることはできず、せっかく得たチャンスを十分に活かすことができません。

そこで「ギフトマーケティング」の考え方をもとにインセンティブ施策をおこなうことで、ファーストコンタクトから購入・成約まで、顧客にとって自然な形でステップアップさせることが可能になります。

それではギフトマーケティングを理解するために、まずはインセンティブ施策の変遷から解説をしていきます。

インセンティブ施策の変遷

これまでのインセンティブ施策は下記の通り変化してきました。

  • モノの景品時代

  • デジタルギフトの登場

  • ギフトマーケティングという考え方の登場

早速、インセンティブ施策の初期である、「モノ」の景品時代について解説していきます。

「モノ」の景品時代

「モノ」の景品時代

初期のインセンティブ施策として主流だったのが、当選者に高額な「モノ」を景品として配送する方法でした。具体的には、キャンペーンに応募すると抽選で1名に豪華○○円相当のブランド牛が当たるなど、家電や食品、紙の金券といった高価格帯の「豪華商品」を目玉に参加者を集める手法のことです。

応募者は多数集まりますが、賞品の単価が高いため、高頻度での実施や大量配布が難しく、金銭面での課題がありました。また、商品の購入から配送までの在庫管理の手間や、当選者の抽選・配送業務など、間接コストも発生していました。

デジタルギフトの登場

デジタルギフトの登場

近年になり、「デジタルギフト」が登場しました。デジタルギフトとは、コンビニやカフェの商品をURL化し、LINEやメールで送ることができるギフトで、「ソーシャルギフト」や「eギフト」とも呼ばれています。URLにアクセスするとチケットが表示され、画面を店頭で提示するだけで商品・サービスを提供してもらえる仕組みです。

デジタルギフトを活用した施策の例としては、X(旧Twitter)のフォローとリポストでデジタルギフトプレゼントや、アンケート回答でデジタルギフトが貰えるといったキャンペーンなどがあります。

デジタルギフトの登場により、配送料や在庫管理のコストや手間が削減され、予算内で当選者数を最大化することができるようになりました。ほかにも、キャンペーン参加後すぐに参加者へギフトを届けられるなど、企業側・参加者側双方にとってメリットのある施策を行えるようになりました。

ギフトマーケティングという考え方の登場

ギフトマーケティングという考え方の登場

一方、デジタルギフトでは少額商品を大量に配布できてしまうため、顧客の満足度よりも配布効率が重視されるケースが目立ち、単発的な「バラマキ施策」が生まれやすくなりました。

画一的なコミュニケーションの弊害

こうした「バラマキ施策」のような画一的なコミュニケーションを受けた顧客の多くが、自分は企業から単なる数値として扱われていると感じたという調査結果も出ています。

このような背景から最近では、ギフトを顧客との関係構築・維持・強化の手段として捉え直す、ギフトマーケティングという考え方が求められるようになりました。

ギフトマーケティングで大切なポイント

インセンティブ施策の変遷について、おわかりいただけましたでしょうか。ここからはギフトマーケティングを行う上で大切なポイントを説明していきます。

ギフトマーケティングの考え方では、下記の点を意識してギフトを贈ることが重要です。

  • ユーザーが欲しいものを渡す

  • 最適なタイミングで渡す

  • 特別感を出す

こうした点を踏まえてインセンティブ施策を行うことで、効果を一層高めることができます。それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。

ユーザーが欲しいものを贈る

ユーザーが欲しいものを贈る

一般的に、個人間でギフトを贈るときは、相手が欲しいものを考えて選びます。

しかし、企業が行うキャンペーンでは、顧客に一律で同じギフトを配布するケースが多く、ユーザーのニーズを満たせないことも珍しくはありません。とはいえ配布対象が多い場合、ひとりひとりのニーズをヒアリングしてギフトを渡すのは現実的ではありません。

そのため、受け取り手が好きなものを選べるギフトなど、自由度の高いものをチョイスするのがおすすめです。

最適なタイミングで渡す

会員登録や購入にいたるには、最適なタイミングでギフトを段階的に配布して、徐々にエンゲージメントを高める設計を作ることが重要です。

ギフトマーケティングとは

具体的には、「資料請求」や「メールアドレス登録」、「アンケート回答」などの小さなコンバージョンポイントでは少額のインセンティブを付与し、「契約」や「申込み」など、大きなコンバージョンポイントでは高額なインセンティブを付与することで、初回のタッチポイントのハードルを下げ、無理なく段階的に最終目的のコンバージョンまで引き上げていくことが可能となります。

特別感を出す

特別感を出す

受け取り手個人にフォーカスして満足度を高めるという観点から、ギフト付与のフェーズによってはギフトに特別感を演出することも重要です。

たとえば、家族や友人などからプレゼントをもらうとき、素敵なラッピングがされていたり、メッセージカードが同封されたりしていて、思い出に残ったことはありませんでしょうか。

法人ギフトでも同様で、ただギフトを渡すのではなく、オリジナルラッピングの活用やパーソナライズしたメッセージカードの同封などで特別感を演出することで、顧客の記憶に残るギフト体験を生み出すことができます。

ギフトマーケティングの具体的な流れ

ギフトマーケティングのイメージが湧くよう、新車販売のプロモーションを例に解説していきます。

ファネルの段階によってギフトを使い分ける

【認知拡大フェーズ<低価格帯&汎用的ギフト>】

  • ギフト内容: 抽選で1,000名にデジタルギフト100円分

  • ギフト付与のタイミング: X(旧Twitter)のフォロー&リポスト

→ ひとりでも多くの方に商品の情報が広まるよう、低単価のギフトを使用し、拡散性の高いキャンペーンを実施します。

【情報収集フェーズ<中価格帯&セグメントされたギフト>】

  • ギフト内容: 人気アウトドアブランドとの限定コラボグッズ

  • ギフト付与のタイミング: 来店し、車を試乗したタイミング

→ まずは店頭へ来ていただけるよう、来店のフックとしてターゲット層が好むギフトをプレゼントするキャンペーンを実施します。

【意思決定フェーズ<高価格帯&パーソナライズ・多様なニーズに応えうるギフト>】

  • ギフト内容: 「車で出かけるオリジナル体験ギフト」2万円分

  • ギフト付与のタイミング: 車を購入するタイミング

→ 新しく買った車でどこへ行こうかイメージが膨らむような高価格帯のギフトをプレゼントすることで、購入の意思決定の後押しを行います。

このように、フェーズやシーンに適したギフト体験を提供することで、徐々に顧客との関係性を深めながら、意思決定を自然かつ段階的に促していきます。

デジタルギフトの選定と効果を最大化するコツ

前述の通り、ギフトマーケティングの効果最大化を目指すのであれば、目的とターゲットに適したデジタルギフトを選ぶことが肝要です。デジタルギフトには電子マネー、ポイント、商品引換券など様々な種類があり、それぞれに適した活用シーンが異なります。

たとえば、アンケート回答のインセンティブには少額でも即時性のある電子マネーや選べるギフトが適している一方、顧客の意思決定を後押しするには高額でパーソナライズされたギフトが効果的です。また、受け取る顧客層の年齢や生活スタイルによっても、最適なデジタルギフトは変わってきます。

▼デジタルギフト選定のポイント

  1. ユーザーの使いやすさを優先する:全国で利用できるか、有効期限は十分か、受け取った人が実際に使えるかを検討する

  2. 施策のフェーズに合わせて金額設定を調整する:認知拡大には低単価・大量配布、購入検討には中価格帯、成約促進には高価格帯と段階的に設計する

  3. 選べるタイプのギフトを活用する:受け取り手が自分の好みに合わせて選べるギフトは、幅広い顧客層に対応でき満足度も高くなる

適切なデジタルギフト選びとインセンティブ設計は、キャンペーン成功の鍵となります。顧客視点に立ち、本当に喜ばれるギフトを選ぶことで、ギフトマーケティングの効果を最大化できるでしょう。

さらに詳しく知りたい方は、別記事【法人向け】デジタルギフトの種類と使い方を解説|事例付きにて、デジタルギフトの種類や活用方法、メリットや注意点を詳しく解説しています。すでに導入している企業の事例も紹介していますので、キャンペーンの景品などでデジタルギフトを活用されたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

キャンペーンで活用できるデジタルギフトと選び方のポイント

ギフトマーケティングの効果を最大化するには、ターゲット層の属性や嗜好に合わせたギフト選定が不可欠です。同じ金額のギフトでも、受け取り手のニーズとマッチするかどうかで満足度が大きく変わります。

効果的なターゲティングには、年齢・性別・ライフスタイル・消費傾向などの多角的な分析が必要です。また、選択肢の多いギフトや汎用性の高いギフトを活用することで、多様なニーズに対応できます。

さらに詳しく知りたい方は、「【一覧表】もらって嬉しいおすすめギフトカード35選|価格や使い方を徹底比較」にて、具体的なギフトの特徴と選び方について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

では実際に、キャンペーンで活用できる代表的なデジタルギフトにはどのような種類があるのでしょうか。ここでは特に利用シーンが多いものを取り上げ、それぞれの特徴を解説します。

Amazonギフトカード

Amazonギフトカードは、段階的なエンゲージメント設計に最適なデジタルギフトです。ギフトマーケティングでは、認知拡大から購入検討まで各フェーズで一貫して活用でき、顧客の購買ジャーニーに寄り添った継続的な関係構築が可能です。特に「欲しいものを選べる自由度」が、個人の嗜好に合わせたギフト体験を実現し、企業からの一方的な押し付けではない顧客中心のマーケティングを展開できる点が魅力です。

こんな課題におすすめ

  • 顧客ジャーニー全体を通して一貫したギフト体験を設計したい
  • 個人の嗜好に合わせたパーソナライズドギフトマーケティングを実施したい
  • 「選択の自由」を重視した顧客中心のギフト戦略を展開したい

さらに詳しく知りたい方は、「Amazonギフトカードとは?種類・購入方法・使い方を初心者向けに解説」にて、法人での活用方法について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

PayPayポイント

PayPayポイントは、登録ユーザー数が6,500万人を突破している(2024年発表、PayPay株式会社調べ)国内最大級のキャッシュレス決済サービスです。

そして、ギフトマーケティングの核心である「日常の接点づくり」において、PayPayであればさまざまな店舗やECモールで利用可能なので、その点もかないます。そして、特に小額から配布できる特性を活かし、顧客の行動データに基づいたリアルタイムなインセンティブ設計が可能で、従来の画一的なギフト配布から脱却した動的なギフトマーケティングを展開できるでしょう。

こんな課題におすすめ

  • 顧客の行動データを活用した動的なギフトマーケティングを実施したい
  • 日常の決済シーンでブランドとの接点を継続的に創出したい
  • 小額・高頻度配布でエンゲージメント強化を図りたい

さらに詳しく知りたい方は、「PayPayポイントコードとは?購入方法からチャージ手順まで使い方完全ガイド」にて、キャンペーンでの活用方法について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

QUOカードPay

QUOカードPayは、ギフトマーケティングにおける「特別感の演出」を最大化できるデジタルギフトです。オリジナルデザイン機能により、企業独自のブランドメッセージやキャンペーンテーマを視覚的に表現でき、受け取った瞬間から印象に残るギフト体験を創出できます。特に意思決定フェーズでの高価格帯ギフトとして活用する際、単なる金銭的価値だけでなく「企業からの特別な思い」を伝達できるため、感情的なつながりを重視するギフトマーケティング戦略に最適です。

こんな課題におすすめ

  • ブランドストーリーを込めた感情的なギフト体験を設計したい
  • 意思決定フェーズで印象に残る特別感のあるギフトを提供したい
  • 視覚的ブランディングと実用性を両立させたギフトマーケティングを展開したい

さらに詳しく知りたい方は、「QUOカードPayとは?法人活用のメリット・購入方法・導入事例を徹底解説」にて、企業での活用方法について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

なお、今回おすすめした「Amazonギフトカード」「PayPayポイント」「QUOカードPay」以外にもさまざまなキャッシュレス決済サービスのポイントを自由にえらべるギフトとして、弊社ギフティのデジタルギフト「えらべるPay」があります。

こちらもぜひご検討ください。

えらべるPay

顧客との関係を育む「ギフトマーケティング」へ

ただインセンティブを配るのではなく、顧客体験を最大化するギフトマーケティング時代に突入したことがおわかりいただけましたでしょうか。

デジタルギフトの登場によって、メールやSNSなどで気軽にギフトをプレゼントできる時代となりました。しかし、やみくもにギフトを配っても顧客のエンゲージメントは高められません。中長期的に顧客との関係を深めていくためには、顧客一人ひとりに寄り添ったギフト体験を設計することが大切です。

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