デジタルギフトのプレゼント企画でオンラインイベントの参加者増を実現!
KDDIグループの一員で、「auスマートパス」をはじめとするサービスの開発・運営を行っている株式会社mediba様では、2年に1度、社員とその家族に日頃の感謝を示すために社員の家族を会社に招待する「ファミリーデー」を開催しています。 通常はリアルな環境で実施するファミリーデーですが、2022年度はコロナ禍ということもありオンラインでの実施になり、参加賞として活用されたのがgifteeの「えらべるギフト」でした。 そこで、なぜ今回「えらべるギフト」を利用することになったのか。その経緯や成果などを、ファミリーデーの実施を担当したエンプロイーエンゲージメント部福利厚生チームの下向宣子さん、植竹愛さんにお話をうかがいました。
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オンラインイベントのインセンティブはオンラインで
今回、初めてオンラインファミリーデー実施にあたり、課題に感じられていたことなどはあったのでしょうか?
下向さん:まず不安だったのが、オンラインで実施するファミリーデーに、どのくらい参加者が集まるかということでした。過去に実施したリアルなファミリーデーは、下はベビーカーに乗っている赤ちゃんから、上は高校生まで、90名前後の幅広い年齢層の参加者がいました。やはりこれはリアルに会社の様子を体験できるという楽しさが大きかったと思います。ですが今回は、そのようなリアルならでの面白さを感じてもらうことができません。そのため「参加へのフックとなる"引き"になるものが必要ではないか」ということが議論になり、参加賞を用意することになりました。
エンプロイーエンゲージメント部 福利厚生チームの下向宣子さん
なるほど。では、参加賞をリアルな現物ではなく、オンラインギフトにした理由はどこにあったのですか?
植竹さん:以前、リアルで開催していたときに、参加してくれたお子様へのお土産を用意していました。でもこれが案外、かさばる上に重たくて、自宅までの遠い距離を持って帰るのが大変だという声が多かったんです。何分、会社の近所に住んでいるような社員はほとんどいませんから。 今回も現物で用意しようという話もあったのですが、同じような社員の反応があったり、またリアルなものは手配や配布に手間がかかります。それで、イベント自体がオンラインなのだから、すべてオンラインで完結させようということになりました。そこで、デジタルギフトを賞品にすることになったのです。
"決め打ち"されたものより、選択肢の多いギフトの方が喜ばれる
では今回、数あるデジタルギフトの中からギフティを選ばれた理由を教えてください。
下向さん:まず、賞品の選び方に幅があるということです。最初は、欲しい物が買えるECサイトのギフト券にしようという案もありました。しかしギフト券だと、換金できてしまうなどの問題があり、社内で承認を得るのが難しかったのです。それなら、カフェやショップで発行しているクーポンの中から、ファミリーデーにふさわしいものを数種類用意して、好きなものを選んでもらおうということになりました。
植竹さん:もっとも、少し都心から離れると、クーポンを使えるお店がないというケースがあるんです。そうなると、ギフトをもらっても、「そのお店、ウチの近所にはないんだけど」となってしまいます。リモートワークが主となっている現在、そのような不公平感が出ないよう、社員の自宅近辺で利用できることが前提になるので、ギフト選びがなかなか大変なんですね。その点、ギフティさんはギフトの数が豊富なので、私たちの希望に沿ったものを見つけられるだろうと考えました。
エンプロイーエンゲージメント部 福利厚生チームの植竹愛さん
下向さん:実は、弊社の別の部署でギフティさんを利用したことがあったので、サービスの概要は知っていました(笑)。たくさんの選択肢がありすぎても逆に困るだろうと思い、今回は「えらべるギフト」の中から3種類のギフトを用意して、その中から自分のほしいものを選べるようにしました。
植竹さん:あと、私たち運営側の事情になってしまいますが、社員向けに告知用のクリエイティブを作ったとき、先方の会社へのクリエイティブチェックをギフティさんにお願いできるということも大きかったです。そのおかげで、私たちは、企画の詰めやコンテンツ制作に注力できましたから。
動画コンテンツに隠された合言葉で参加賞をゲット!
では具体的に、どのようにイベントを実施して、参加賞を配布されたのですか?
下向さん:今回のオンラインファミリーデーは、より多くの方が参加できるように、平日の夕方と祭日の昼間の2回、実施しました。またこれまではファミリーでの参加を前提としていたのですが、今回はオンラインなこともあり社員の一人参加もOKにしました。クイズやフォトコンテストのようなイベントをやったり、私たち2人が探検隊になって社内を案内するという動画コンテンツを制作したり。ファミリーデーの実施時間は1時間だったのですが、いろいろな内容を盛り込みましたね。
植竹さん:実は、その動画コンテンツを見ないと参加賞がもらえない仕組みになっていて(笑)。
それは、どのような狙いがあったのですか?
植竹さん:動画を作ったきっかけは、社員に新しいオフィスを見てもらおうということです。テレワークが中心になってワークスタイルが変わったこともあり、昨年オフィスを改装したのですが、実はその後、1回も出社していない社員が少なくありません。そこで、家族の皆さんだけではなく、そのような社員にも新しいオフィスの雰囲気を紹介するために、私たちが探検隊になって社内を回る「mediba探検隊」という動画コンテンツを作ったのです。そして動画の中で合言葉をちりばめておいて、動画を見終わったあとに表示されるフォームにその合言葉を正しく入力すると、SlackのDMで参加賞が送られてくるという仕組みです。
下向さん:苦労して作った動画なので、より多くの人に見てもらえるといいなと思っていたのですが、子供はそういうものが好きなのか、盛り上がっていましたね。社員の方も、ひとりあたり1000円分の参加賞なので、家族5人いたら5000円分もらえるということもあって、皆さん熱心に見てくれました(笑)
実施前から参加者から期待の声が!
「こんな豪華なものをもらえるのは嬉しい」「どこのお店で使おうかな」といった反応が多く、社員間のコミュニケーションも活発になった印象があります。
初めての試みについて、社員の反応はいかがでしたか?
植竹さん:参加賞に関する事前告知をしたとき、「こんな豪華なものをもらえるのは嬉しい」「どこのお店で使おうかな」といった反応が多く、社員間のコミュニケーションも活発になった印象があります。皆が知っているブランドのデジタルギフトということもあり、プレゼントに対する期待値が高かったように感じます。
下向さん:中には終了後、「私、もらっていないんだけど」と連絡をしてくる社員もいました。その方は単に、私たちが送ったDMに気がついていなかっただけなんですけれど(笑)。でもそれほど参加賞に期待してくれていたのかと、嬉しくなりました。
植竹さん:そういえば、2日のうち参加できるのは1日だけとアナウンスしていたのに、参加賞がほしかったのか、2日ともエントリーしている猛者もいましたね。当然1日分は、私たちがキャンセルしておきました(笑)
下向さん:いたいた(笑)。参加者も2日間で100人を超え、そのような社員の反応を考えると、今回のギフトは確実に、オンラインファミリーデー参加へのフックになったと思います。
今後の取り組みにもデジタルギフトの活用構想が
今回のイベントの成果を受けて、今後、どのようにギフティを活用していこうと思われますか?
下向さん:1年に1回、その年に活躍した社員を表彰する「medibaアワード」というイベントがあるのですが、そこで利用するという方法がありますね。また、弊社にはアニバーサリー休暇の制度もあるので、その際に何か用意するのもいいかもしれないなと思っています。
植竹さん:最近、社員がお互いに感謝の気持ちを伝える「ピアボーナス」の仕組みを取り入れる企業が増えて来ましたよね。弊社でも一時進めていたものの、事情があって今は中断してしまっているんですが、ギフティさんのサービスを使ってお互いの感謝をおくりあうことで、社員の考えや気持ちを可視化できるかもしれません。その結果は、私たちの業務にも活かせそうな気がします。