【法人向け】カタログギフト完全ガイド | おすすめサービス5選を一挙紹介!

従業員への永年勤続表彰や取引先へのお中元など、ギフト選びに悩んでいませんか。年齢や好みが異なる多くの人に贈る法人ギフトでは、誰にでも喜ばれる品を選ぶのは簡単ではありません。
そこで注目されているのが「法人向けカタログギフト」です。受け取った人が自由に商品を選べるため、性別や世代を問わず高い満足度が得られます。さらに、法人向けサービスなら大量注文・専任担当者のサポートといった仕組みも整っており、担当者の負担を減らすことができます。
本記事では、法人向けカタログギフトの特徴や活用シーン、予算相場、選び方のポイントを解説。企業事例や人気サービスの比較も交え、実務に役立つ情報をお届けします。ぜひ最後までお読みください。
ギフティのオリジナルカタログギフトで “貴社らしい”特別なギフト体験を
「従業員や取引先に、本当に喜ばれるギフトを贈りたい」
そんな思いに応えるのが、ギフティの 「オリジナルカタログギフト」 です。 グルメ、雑貨、家電、体験型ギフト――幅広いジャンルから、受け取った方が“自分の好み”に合わせて自由に選べるからこそ、満足度が違います。デジタルギフトの利便性と、モノのギフトが持つ特別感の両方を兼ね備えた、新しい形の法人ギフトです。
▼特長 ・自由に商品を組み合わせ デジタルギフトだけでなく、家電・食品・体験ギフトなど、多彩な商品ラインナップから編成可能 ・渡しやすいデジタル仕様 オンライン配布(URL/QRコード)やカードタイプなど、配布シーンに合わせて柔軟に対応 ・デザインもオリジナルに カタログ表紙への企業ロゴ印刷やメッセージ挿入など、自社らしいブランディングを実現
“選べる楽しさ”をギフトに――。 オリジナルカタログギフトで、貴社らしい特別な体験を届けませんか?
法人向けカタログギフトとは?個人向けとの違いを解説
法人向けカタログギフトは、その名の通り、企業が従業員や取引先に贈ることを目的としたギフトサービスです。
まず「カタログギフト」とは、贈り主が購入したカタログを受け取った方に渡し、受け取った方がその中から好きな商品を選んで申し込めるギフトです。受け取った人は掲載されている商品であれば自由に選択できます。価格帯は3,000円から10万円以上まで幅広くあり、最近では紙の冊子に加え、Webカタログとして提供されるケースも増えています。
※カタログギフトについてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

法人向けサービスの主な特徴
では、個人向けと何が違うのでしょうか。商品ラインナップ自体には大きな差はありませんが、サービス面に法人特有の特徴があります。
大量発注に対応
数十冊から数千冊までの大口注文が可能。一括配送はもちろん、拠点ごとの個別配送にも柔軟に対応できます。全国に支社がある企業では、Excelで提出した配送リストをもとに宛名印字や個別配送まで代行してもらえるのが一般的です。また、贈った後に申込状況を確認できるサービスもあり、福利厚生で活用する際の利用率把握にも役立ちます。
カスタマイズ対応
カタログの表紙に企業ロゴを印刷したり、オリジナルメッセージを挿入したり、のしの文言やメッセージカードを作成するなど、柔軟なカスタマイズが可能です。
専任担当者によるサポート
法人向けでは、専任の担当者が付いて、商品選びから納品まで一貫したサポートを受けられるケースが多くあります。用途や予算に応じた最適なプラン提案はもちろん、納期調整や請求書払いにも対応可能だったりします。
そもそも「法人向けギフト」とは?
法人向けギフトとは、企業が取引先や顧客、従業員、株主などに対して、感謝やお祝いの気持ちを込めて贈る贈答品のことです。単なるプレゼントではなく、信頼関係の構築やブランドイメージ向上といった戦略的役割を担います。
▼法人ギフトが活用される代表的なシーン
年末年始や夏のご挨拶(お歳暮・お中元)
キャンペーンやアンケートの景品
従業員への誕生日祝い・社内表彰
株主優待や記念品 など
こうした場面で、法人向けカタログギフトは大量注文への対応力やカスタマイズ性、専任サポート体制など、個人向けよりも柔軟に対応できる点が強みといえるでしょう。
※法人向けギフトのより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
法人向けギフトにカタログギフトが選ばれる3つの理由
次に、なぜ法人向けギフトとして「カタログギフト」が今注目されているのか。その理由は大きく3つあります。
▼カタログギフトが今、注目されている理由
受取人の多様な好みに対応できる
在庫管理や配送の手間を削減できる
予算に応じた柔軟な価格設定が可能
順に説明していきましょう。
受取人の多様な好みに対応できる
法人ギフトの最大の課題は、受け取る人の年齢や性別、趣味・嗜好が幅広いことです。20代の若手社員から60代のベテラン社員まで、誰もが等しく喜ぶ「一つの商品」を選ぶのは困難を極めます。
一方で、こうした多様性に応えられるのがカタログギフトの強みです。株式会社rentryが実施した調査(n=220)によると、「もらったカタログギフトで気に入ったポイント」として最も多く票を集めたのは「幅広いラインナップ・ジャンルがあるから」でした。さらに次点として「選ぶこと自体が楽しいから」という回答が続いています。
この結果からも、カタログギフトは単なる贈り物ではなく、「多様な好みに対応できる」「選ぶ楽しさを提供できる」という法人ギフトに最適な特長を備えていることが分かります。
このことからも分かるように、「選べる」という単一ギフトにはない特長こそが、カタログギフト最大の魅力です。そしてこの価値は法人ギフトにおいても同様に発揮されるでしょう。
近年、企業に所属する方々の家族構成やライフスタイルはますます多様化しています。小さなお子様がいる家庭であればおもちゃや育児用品、単身者であれば高級グルメや体験ギフトなど、最適なギフトは人それぞれです。その点、カタログギフトなら、グルメ、雑貨、体験型ギフトなど幅広いジャンルを網羅し、受け取った方自身が好みに合わせて自由に選べるため、誰にとっても満足度の高いギフト体験を提供できます。
在庫管理や配送の手間を削減
従来の物のギフトの場合、贈る側が在庫管理や配送手配をする必要があり、多くの労力が必要でした。
カタログギフトを導入すれば、これらの手間を大幅に軽減できます。カタログ自体はコンパクトで保管しやすく、必要なときに必要な分だけ配布可能。さらに、在庫切れや品質管理に関してはカタログギフト会社側の対応になるケースが多く、心配も不要です。
申し込み後の商品はカタログギフト会社から直接配送されるため、企業側で個別の配送手配を行う必要がなく、担当者の業務負担を大きく削減できます。
予算に応じた柔軟な価格設定
法人向けカタログギフトは3,000円程度から高いものであれば10万円以上のものまで、幅広い価格帯で展開されています。この価格の柔軟性は、個人向けにはないメリットでしょう。
そして、最近では、商品の値段と掲載商品を絞ったジャンル特化型のカタログギフトも増えています。
▼ジャンル特化型のカタログギフト(一例)
育児グッズを中心としたカタログギフトを中心とした3000円のカタログギフト
お肉・お酒・スイーツなどのグルメに特化した10万円のカタログギフト
その中で、たとえば、社内イベントの参加賞には3,000円のカタログギフト、永年勤続10年には10万円のカタログギフトというようにして、限られた予算内でも、受け取る人に満足感を提供できます。
法人向けカタログギフトの代表的な活用シーン
次に、具体的にどういったシーンで法人向けカタログギフトの活用は最適なのか?その活用例を社内向け・社外向けに分けてご説明しましょう。
▼社内向けの活用シーン
永年勤続祝い
退職・産休祝い
周年祝い
▼社外向けの活用シーン
周年記念・創立記念
販促キャンペーン・ノベルティ
社内向けギフトの活用シーン
社内向けのギフトは、いわゆる福利厚生として、従業員のモチベーション向上や企業への帰属意識を高める重要な施策です。適切なタイミングで質の高いギフトを贈ることで、従業員満足度の向上にもつながります。
永年勤続表彰
永年勤続表彰は、長年会社に貢献してきた従業員への感謝を示す重要な機会です。勤続年数に応じて段階的に金額を設定することが一般的で、永年勤続表彰制度に関する調査(産労総合研究所調べ)によると 賞品の場合5年で16,000円、10年で36,000円、15年で37,000円......といった相場となっています。
上述のように、近年のカタログギフトは高価格帯の商品や体験型ギフトを多く掲載しており、永年勤続者にふさわしい選択肢も豊富にそろっています。そのため、本人の希望に寄り添いながらも、節目にふさわしい価値あるギフトを贈ることができるでしょう。

参照:永年勤続表彰制度に関する調査|産労総合研究所
※永年勤続表彰についてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
退職・産休など社員向け
出産祝いや退職祝いは、従業員の人生の節目を祝う大切なギフトです。特に退職祝いについては、近年注目される「アルムナイ採用(※)」の観点からも重要性が高まっています。退職後も会社に好感を持ち続けてもらうことで、将来的な再雇用の可能性や、消費者としての関係維持など、企業にとって長期的なメリットにつながるからです。
ただし、こうした祝いに関しては「何を贈っても良い」というわけではありません。中には贈ってはいけない品物もあり、マナーや配慮が求められます。また、退職や産休は急に決まることも多く、ギフトを選ぶ時間が限られるケースもあります。
その点、カタログギフトなら贈られた方が自分の好みに合わせて自由に選べるため安心です。贈り主にとっても、マナー違反の心配がなく、急なシーンにも柔軟に対応できる便利な選択肢といえるでしょう。
※アルムナイ採用:退職した元社員を再び採用する制度
※出産祝い・退職祝いについてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
周年祝い
周年祝いは、企業や団体が創業・設立の節目を祝い、これまでの歩みを振り返ると同時に、未来への新たな方針を示す重要な機会です。企業のメッセージを的確に伝えることができれば、従業員エンゲージメントの向上や消費者や投資家からの評価向上など、幅広いメリットが期待できます。
一方で、施策が他社と似通ってしまい、「本当に従業員に周年の意義やメッセージが伝わっているのか」という疑問の声が上がることもあります。
そこで有効なのが、カタログギフトの活用です。周年イベントの景品や記念品として導入すれば、「選べる楽しさ」を従業員に提供でき、より記憶に残る体験を演出できます。たとえば、運動会や忘年会、営業成績表彰といったイベントで、参加賞なら3,000円程度、優勝賞品なら10,000円〜20,000円と段階的に設定すると良いでしょう。
コンパクトなカードタイプのカタログギフトなら、イベント会場での配布も簡単です。また、デジタルギフトならメールで送付できるため、リモートワークの従業員にも公平に配布できます。
※周年祝いについてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
社外向けギフトの活用シーン
取引先や顧客への贈り物は、ビジネス関係を良好に保つ重要なコミュニケーションツールです。相手に失礼のないよう、適切な金額と内容のカタログギフトを選ぶことが大切です。
周年記念・創立記念
「10周年」や「20周年」など、取引先の節目を祝うことは、日頃の感謝を伝え、より良好な関係を築くうえで欠かせません。とはいえ「贈るタイミングやマナーに自信がない」という声も少なくありません。
その点、カタログギフトならマナー違反になる心配がほとんどなく、さらに贈られた側に「自由に選べる楽しさ」を提供できるため、新鮮な印象を与えられます。
さらに特別感を演出するために、カタログの表紙に企業ロゴを印刷したり、社長からのメッセージカードを同封したりといったカスタマイズを施す企業も増えています。
※取引先の周年祝いについてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
販促キャンペーン・ノベルティ
新規顧客獲得や既存顧客の維持を目的とした販促キャンペーンでも、カタログギフトは効果的です。アンケート回答者への謝礼や、購入特典として1,000円〜5,000円程度のカタログギフトが活用されています。
最近では、QRコードやURLで商品を選べるデジタルカタログギフトも人気です。印刷コストがかからず、在庫リスクもないため、大規模なキャンペーンにも対応しやすくなっています。
※販促キャンペーンについてより詳細な内容はこちらの記事でも紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
おすすめの法人向けカタログギフト5選
法人向けカタログギフトを提供する会社は多数存在し、それぞれに特色があります。ここでは、サービスタイプ別に主要な会社とその特徴を紹介します。自社のニーズに最適なサービスを選ぶ参考にしてください。
大手カタログギフト会社のサービス
伝統と実績を持つ大手カタログギフト会社は、豊富な商品ラインナップと安定したサービス体制が強みです。全国への配送網も確立されており、大量注文にも確実に対応できる信頼性があります。
ハーモニック「テイク・ユア・チョイス」
企業採用実績:1,200社以上
特徴:3,190円~55,990円まで16段階の価格帯を用意
強み:1コース最大約2,500点の圧倒的な商品数
特別サービス:事務局業務代行サービスあり
環境配慮:「やさしいみらい」シリーズでSDGs対応商品を展開
シャディ「AS YOU LIKE」
特徴:日本初のカタログギフトとして長年の実績
強み:フォーマルなデザインが豊富で、ビジネスシーンに最適
価格帯:幅広い価格帯で永年勤続表彰から福利厚生まで対応
サービス:全品送料無料、相談・見積り無料
千趣会(ベルメゾン)「法人様向けカタログギフト」
特徴:訪問・オンライン商談に対応
強み:オリジナルデザインの表紙印刷、メッセージカード小冊子制作可能
価格帯:数千円~数万円まで幅広く対応
決済:月末締め翌月末払いの掛け取引可能
カスタマイズ型サービス
企業のニーズに合わせて、オリジナルカタログギフトを作成できるサービスです。自社商品の掲載や独自のテーマ設定など、高度なカスタマイズが可能で、ブランディング効果も期待できます。
giftee for Business「カタログギフトシステム」
特徴:1,000種類上のギフトラインナップをもつgiftee for Businessが2025年4月リリースの最新システム
強み:チケット制により価格帯の異なる商品を自由に編纂
カスタマイズ:単一ブランドや特定テーマでのオリジナルカタログ作成
形式:URL配布とQRコード印刷の両方に対応
商品タイプ:モノ、eギフト、体験ギフトを混在可能
SELECTS for Business
特徴:Amazon/楽天などEC商品や自社商品、提携ギフトからも選択可能
強み:AIやギフトプランナーによる提案も可能
形式:郵送もしくはオンライン配信、一括納品などに対応 
備考:梱包のデザインも選べ、カタログやWebページのセミオーダー・フルオーダーで制作可能
法人向けカタログギフトの選び方|4つのチェックポイント
商品ラインナップの充実度を確認
カタログギフトを選ぶ際、最も重要なのは掲載商品の質と量です。価格帯によって掲載点数は異なりますが、できるだけ多様なジャンルの商品が掲載されているカタログを選ぶことで、受取人の満足度が高まります。
グルメ、雑貨、ファッション、体験型ギフトなど、幅広いカテゴリーが網羅されているか確認しましょう。また、有名ブランドや話題の商品が含まれているかも重要なポイントです。
最近では、SDGs関連商品や地域特産品など、社会貢献につながる商品を集めたカタログも登場しています。 事前にデジタルカタログで内容を確認できるサービスも多いため、実際の掲載商品をチェックしてから決定することをおすすめします。
デジタル対応とカスタマイズシステムの確認
企業のオリジナリティを出したい場合は、まずカスタマイズ対応の可否を確認しましょう。表紙への企業ロゴ印刷やオリジナルメッセージの挿入、特定商品の追加など、どこまで対応できるかは提供会社によって異なります。カスタマイズには追加費用がかかるケースが多いものの、ブランディングや特別感を演出する効果は大きいといえます。最小ロット数や納期への影響も含め、事前に確認しておくことが重要です。
また、近年はオリジナルカタログギフト作成システムを提供する会社も増えています。自社商品や提携ブランドの商品を組み合わせて独自のカタログを編纂できたり、チケット制など柔軟な価格設定に対応できる仕組みを選ぶことで、より戦略的なギフト施策を展開することが可能です。
納期と配送オプション
必要な時期に確実に届けられるか、納期の確認は必須です。通常は注文から1週間程度で納納期の確認は必須です。通常は注文から約1週間で納品されますが、大量注文やカスタマイズを伴う場合は2週間以上かかることもあります。必要な時期に確実に届けられるか、余裕を持ったスケジュール管理が欠かせません。
配送オプションの確認も重要です。一括納品だけでなく、複数拠点への個別配送に対応しているかをチェックしましょう。配送先リストをExcelで提出できるか、宛名印字の可否、配送状況を追跡できるサービスの有無なども確認ポイントです。
さらに、最新のカタログギフトを選ぶ際はデジタル対応度も欠かせません。もし仮にオンラインイベントでカタログギフトを配布したいのであれば、完全デジタルなものであれば、配送コストも不要で、リモート勤務の従業員や全国の拠点にも公平にギフトを届けられます。その点も考慮しておくと良いでしょう。
アフターフォロー体制
カタログギフトを贈った後のサポート体制も重要です。申込期限の管理、期限切れ前の催促、申込状況の報告など、どのようなフォローが受けられるか確認しましょう。 また、カタログやハガキを紛失した場合の再発行対応、商品に関する問い合わせ窓口の充実度も大切です。
まとめ|この記事で伝えたかったこと
法人向けカタログギフトは、従業員への福利厚生から取引先への贈答まで、幅広いビジネスシーンで活用できる便利なギフトソリューションです。受取人が自分の好きな商品を選べるため、年齢や性別、趣味嗜好を問わず高い満足度を提供できます。
カタログギフトを上手に法人ギフトとして活用することで、贈る側も受け取る側も満足できる、スマートな法人ギフト体験を設計可能です。
さらに、デジタル化の進展により、オリジナルカタログギフトの編纂やチケット制による柔軟な価格設定、URLやQRコードでの即時配布など、新しいギフトソリューションも登場しています。これらの最新トレンドを活用することで、より効率的で満足度の高い法人ギフト運用が可能になります。企業のニーズや受取人の特性に合わせて、従来型とデジタル型を使い分けることで、最適な法人ギフト戦略を構築できるでしょう。