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株式会社中国新聞社

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インタビュー
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2024/08/16

「giftee Point Base」を活用し、クイックかつ安価にポイントサービスをスタート

広島県を中心に、中国地方で広く新聞を発行している中国新聞社(以下、同社)は、以前より、新聞のデジタル展開はもちろんのこと、キャンペーンやイベント情報、店舗で利用できるクーポンの提供など、さまざまなサービスを展開してきました。

2024年3月、同社では複数のサービスで利用できる共通ID「たるポID」を導入。さらにそれに合わせて、ギフティが提供するポイントプログラム基盤「giftee Point Base」を利用してポイントサービスもリニューアルし、ユーザーの利便性を高めました。

新聞社というと、紙媒体を中心としたメディア企業というイメージがありますが、同社がデジタルサービスの充実を図る目的はどこにあるのか、メディア開発局で今回の取り組みを進めた野坂健三郎さんにお話をうかがいました。

ターゲットユーザー
ターゲットユーザー
年代

20-70代
男女比

2:1
地域

広島県を中心とした中国地方
利用サービス
利用サービス
giftee ポイントマネジメントシステム
giftee Point Basegiftee Point Baseは、利用者のポイント付与・管理などの基盤の設計から、ギフト交換ページ作成・実際のギフトへの交換までを一気通貫で提供するシステムです。最小限の開発で魅力的なポイントサービスをスタートすることができます。
課題
クイックかつ安価に、ユーザー満足度の高いポイントサイトを構築したいポイントで交換できるギフトを、ユーザーのニーズを満たすようなものにしたい地域とのつながりも創出できるポイントサービスを導入したい
成果
ポイントプログラム基盤「giftee Point Base」を利用したことで、開発コストを抑えてクイックにポイントサイトをリリースすることができたポイントで交換できるギフトが増え、獲得したポイントを活用できる場面が広がった記事の購読やマイページログインなど、ユーザーとの接点を増やすきっかけとしてポイントを活用できる基盤ができた

「深さ」では負けないプラットフォームを目指す

まずは今回の施策の概要と、取り組みを始められた経緯についてお聞かせください。

野坂様

株式会社中国新聞社 メディア開発局 野坂健三郎さん

弊社は新聞社なので、売上の大部分は紙媒体が占めています。今後もそこに注力していくことには変わりはありません。とはいえ、世の中のサービスはどんどんデジタル化が進んでいます。その流れに乗り遅れないよう、弊社でも、さまざまなデジタルサービスを展開しています。

例えば中国新聞の紙面をWEBサイトやアプリで読める「中国新聞デジタル」、2024年3月にリリースした新しい ニュースアプリ「みみみ」が代表的なものですが、ほかにさまざまなサービス開発も進めています。 今回、こうした複数のサービスを共通で使える会員基盤「たるポ」をスタートさせました。

「たるポ」画像

「たるポ」のコンセプトは「このまちを、もっと便利に、おトクに、おもしろく。」です。広島県や山口県、島根県など中国地方を中心に、その地に根ざした「深さ」では他の何にも負けないプラットフォーマーとなることを目指しています。

ポイントサービスの拡充に最適と感じた「giftee Point Base」

では今回、共通IDの導入に加え、「giftee Point Base」によってポイント施策をリニューアルされましたが、その狙いを教えてください。

「たるポ」のIDを持っていれば弊社のいろいろなサービスを受けられるといっても、それだけでは、ユーザーはIDを保有するメリットを感じにくいでしょう。そこで、ID取得や保有の動機づけとしてポイント制度を活用することにしました。

ポイント施策自体は、過去に運用していた会員組織「ちゅーピーくらぶ」でも実施していました。 当時、ポイントは懸賞応募や各地のイベント参加などで付与していたのですが、課題はその使い道でした。貯めたポイントはイベント招待などの懸賞への応募や、オリジナルグッズへの交換に利用できました。ですが、イベントなどは広島市周辺で実施されるものが多く、遠方の方にはメリットが薄い状況でした。

規模を拡大した共通IDを導入するのであれば、相応のメリットが必要だと考えました。

そこで、「giftee Point Base」を導入されたのですね。

もともとギフティさんとは、別の案件でお付き合いがありました。ですから、全国で使えるデジタルギフトを提供されていることは知っていました。 「たるポ」の要件確定を進めているときに、たまたまギフティさんでポイントサービスの基盤立ち上げの予定があるということがわかったのです。これはまさに渡りに船だと(笑)。自前でポイントサービスの基盤を立ち上げようとしたら、数千万円から数億円の開発コストがかかり、実現までのハードルは非常に高いものです。せっかくギフティさんがインフラを用意されるのであれば、それを使わせていただければ双方に大きなメリットがあるはずです。

また、ギフティさんが用意されているデジタルギフトにはコンビニや全国チェーンのカフェなども多く、広島市周辺以外のユーザーにとっても利便性が高く、魅力的だと感じました。

ポイントサービスに特化したSaaSシステムの利用で、スムーズに施策をスタート

まさに両者のタイミングと方向性が合ったということですね。では実際にギフティとの取り組みを進めてみていかがでしたか?

中国新聞社様_画像

2024年3月のサービス開始までほぼ1年とかなりの急ぎ足のスケジュールだったのですが、こちらの要望もしっかり理解いただいて、本当に助かりました。

「たるポ」IDの新規登録者を増やすべく、各種キャンペーンを打つにあたりサイトリリースとポイントサービスは同時に開始したいと思っていました。しかし、ID基盤の構築から各サービスの連携まで、ポイントサービスの開発以外にもやらなければならないことが山積みなのが現実でした。 そうした状況の中、ポイント基盤をSaaSシステムで構築することで、施策開始にあたっての検討事項を最小限にし、他の開発に集中できたことで、無事にリリースに間に合わせることができました。

また、基幹システムを開発しているSIerさんとの調整も、ギフティさんのエンジニア・プロダクト開発責任者の方が入って進めてくださったので安心でした。

ありがとうございます。では現在の「たるポ」でのポイント活用の状況を教えてください。

まずポイントの貯め方ですが、大きく2通りあります。 一つ目として、この8月から開始した「たるポ経験値」です。「たるポ経験値」というのは、我々が提供しているメディアとの接触の頻度によってたまる新しいサービスです。具体的には「中国新聞デジタル」や、「みみみ」の記事を読んだり、「たるポ」IDでログインしたりすることで増え、たまった経験値に応じて、山分けされるポイントの量が変わるといった具合です。 二つ目は、懸賞やキャンペーンへの応募です。たるポのスタート時には、前身のIDである「中国新聞ID」から移行された方のうち2,000人に500ポイントをプレゼント。スムーズな移行を促すことができ、たるポのスタートダッシュに、ポイントが大きく役立ちました。

貯まったポイントは、ギフティさんが用意されているデジタルギフト30種類(※2024年8月現在)のいずれかと交換できます。現状、カフェチェーンやディスカウントチェーンなどのデジタルギフトの人気があります。 こうしたポイント施策をフックに、ユーザーと日常的に接点を持つというのも、目的のひとつとなっています。 いずれはギフティさんのデジタルギフトに加え、中国地方で活動されている企業、地場の商店街との連携したギフトも追加できればと考えています。

実際にポイントを利用されている方の年代は、下は20代から、上は80代までいらっしゃり、幅広い世代の方にご満足いただけているように感じています。

「たるポ」ユーザーの規模感や年齢層はどのようなものでしょうか?

中国新聞社様_画像

「たるポID」を取得されている方は、17万人ほど。年齢層としては、新聞の購読者から移行された方はやはり60~70代の方が多いですね。そして中国新聞デジタルのようなウェブサイトでのニュースをご覧になっている方では40~50代となります。最近では若年層向けに「みみみ」を立ち上げ、若年層からご高齢の方まで幅広い年齢層のユーザーと接点を持てるよう、網羅的にメディアを保有しています。

「たるポ」のユーザー規模を増やすためには、テレビCMを打ったり、広島東洋カープのチケットプレゼントをしたりと、さまざまな施策を矢継ぎ早に打っています。その結果、今のところ毎日約300件ずつ、会員が増えています。

ポイントサービスを軸に、いろいろな可能性がありそうですね。

紙の新聞の購読者はどうしても高齢者の方が多いです。その中にはデジタル弱者の方もおられると思うのですが、「たるポID」と紐づいたポイントサービスであれば、やり方次第で、これらの方にも喜んでいただけるものが実現できると思っています。 より多くの地域と幅広い世代が元気になっていく。ぜひそのような世界を実現したいですね。

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